米国と欧州の中央銀行のドルの無制限の供給措置などで、グローバルな信用梗塞状態が一部沈静化する兆候を見せたことを受け、韓国の証券市場も二日連続で急反騰した。ドルに対するウォン相場も4取引日連続のウォン高が続き、1ドル=1200ウォン台で推移した。
14日、ソウル証券市場で総合株価指数(コスピ)は、前日に比べて79.16ポイント(6.14%)急騰した1367.69を記録し、4取引日ぶりに1300ポイント台を取り戻した。上昇率は2002年2月14日(7.64%)以来の最高で、上げ幅では歴代3番目だった。
この日、証券市場は、寄り付きに53.78ポイントも急騰するほど買い注文が殺到した。株価の急騰でコスピ市場と店頭(コスダック)市場では序盤にプログラム買い呼び値の効力を5分間停止させる「サイドカー」が発動された。
とくに韓国株を売ってきた外国人投資家たちが、この日は10取引日ぶりに「買い」に転じ、1382億ウォンを買い越した。
コスダック指数も、前日に比べて28.15ポイント(7.65%)急騰した396.32で引け、400台奪還を目前にした。上昇率は2001年1月22日(7.91%)以来最高で、上げ幅では昨年8月20日(48.11ポイント)以降の最も大きかった。
アジアの証券市場も中国を除いては、一斉に急反騰し、グローバルな金融危機を解消するための国際協調に応えた。
日本の日経平均株価は国際協調と日本政府が発表した証券市場対策への期待などで、前取引日に比べて1171.14円(14.15%)も暴騰した9447.57円で大引けし、1取引日ぶりに9000円台を回復した。
台湾の加権指数(5.40%)とシンガポールSTI(3.89%)、ベトナムVN指数(4.75%)、香港ハンセン指数(3.19%)など他のアジア市場も同時に上昇した。
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