08会計年度(07年10月〜08年9月)、米財政赤字が史上最高の4548億ドル(約567兆ウォン)を記録したことを米財務省が14日発表した。
これは、前年度の財政赤字(1615億ドル)の3倍に迫るもので、過去最高だった04年会計年度の4130億ドルを上回るものだ。
これを受け、米国内総生産(GDP)で財政赤字が占める割合も、昨年の1.2%から今年は3.2%へと増加した。
財政赤字が急増したのは、経済成長の減速と資本市場の不良などで税収が予想より減少し、景気浮揚策などで支出が増えたことによるものと見られる。
また、米政府が金融危機克服のための救済金融で、7000億ドルを投入する予定である上、民主党のバラック・オバマと共和党のジョン・マケイン大統領候補が、政府支出を伴うさまざまな公約を掲げ、次期政権で誰が当選しても、財政赤字が急増するものと見られる。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、国際金融市場安定のため、日本中央銀行と通貨スワップ(ドルと一時的に通貨を交換して預けること)の上限を一時撤廃することで、合意したと発表した。同措置は来年4月30日まで適用される。
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