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「核問題より有害食品」 韓国人が不安に思うもの、統計庁調査で浮き彫りに

「核問題より有害食品」 韓国人が不安に思うもの、統計庁調査で浮き彫りに

Posted October. 18, 2008 09:12,   

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韓国人は北朝鮮の核問題などの国家安保より、有害食品などによる食べ物を巡る問題をさらに不安を覚えていることが分かった。また10人中6人は、韓国社会が10年前よりさらに危険になったと感じていることも明らかになった。

統計庁は5月、全国2万世帯の15歳以上の人4万2000人を対象に行った交通や安全、環境分野に関する社会統計の調査結果を、17日発表した。

安全に関する調査では、回答者の69%が有害食品や食中毒など、食べ物問題に不安を感じていると答えた。これは調査を行った当時問題となった米国産牛肉問題と関係があるものと見られており、最近のメラミン混入食品の問題は反映されていない結果なので、食べ物を巡る不安は依然変わらないものと見られる。

回答者らは食べ物についで、農産物の輸入依存度の増加などの食糧安保(68.6%)やハッキングなどの情報セキュリティ(65.1%)、交通事故(61.2%)などにおいて、相対的に不安を覚えている。一方、戦争の可能性や北朝鮮の核問題など、国の安保について不安を感じていると答えた人は32.5%に止まった。

輸入農産物を巡っては回答者の87%が不安だと答えたが、韓国産農産物に不安を感じているという回答は40.4%に止まった。

回答者らは韓国社会が日増しに危険になりつつあると感じている。10人中6人は10年前より韓国社会がさらに危険になった答え、2人中1人はこれから10年後、韓国社会は今よりさらに危険になるだろうと回答した。10年前より安全になったという回答は16%、10年後はさらに安全になるだろうという回答は19%に止まった。

教育部門の調査では30歳以上の父兄の48.3%が、「子供を海外に留学に行かせたい」と答えた。留学に行かせたいと回答した父兄の3人中1人は、「国際的な見識を持つ人材へと育てるため」と答えた。「韓国の教育制度に嫌気が差して」子供の留学を望むと答えた人は4人中1人だった。

所得を考慮する際、子供の教育費が負担になると答えた世帯は全体の79.8%で、00年(73.4%)や04年(77.4%)より小幅に増加した。



peacechaos@donga.com