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「北朝鮮の非公式外交使節団、年内に訪米」米民主党の北朝鮮通が明かす

「北朝鮮の非公式外交使節団、年内に訪米」米民主党の北朝鮮通が明かす

Posted October. 23, 2008 09:46,   

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北朝鮮と米国間の交渉が危機に直面する度に、水面下で両国間の非公式外交ライン、すなわち「トラック・ツー(track two)」が稼動した。

トニー・ナムグン博士(63・写真)は、その米国内の対北朝鮮「トラック・ツー」ラインの唯一の韓国系だ。ナムグン博士は、6者協議の再開を控え、関係国の意見を調整するために、韓中日3国を訪問中だ。20日、ソウルでナムグン博士に会った。

彼は、カリフォルニア大学バークレー校で歴史学の博士学位取得後、同大学の韓国学研究所の副所長を務めた。現在、ビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事の首席補佐官として働いている。リチャードソン州知事は、バラク・オバマ民主党候補が政権を取った場合、重用が有力視されている民主党の「北朝鮮通」だ。

まずナムグン博士は、年内に6者協議が開かれる可能性への質問に、多少悲観的な見通しを示した。

「米国は、未申告核施設の査察と核物質関連サンプルの採取だけでなく、ウラン濃縮計画(UEP)と核拡散問題に対する『口頭合意』を越え、6者協議での合意を正式に文書化し、核廃棄3段階への移行を主張しているが、北朝鮮はこれに反対している。6者協議の年内開催は、難しくなるかもしれない」

しかし、ナムグン博士は、年内に北朝鮮側の非公式外交使節団が米国を訪問し、来年1月には、米国側が答礼訪問するという情報を明らかにした。

そのうえで「非公式の相互訪問は、6者協議の開催に関係なく実現するだろう。両国の指導者たちに直言できる高官も含まれるだろう」と加えた。新たに発足する米政府との「水面下の顔合わせ」の両国間接触になるということだ。



credo@donga.com