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共和党票田まで狙うオバマ氏、マケイン氏はゲリラ戦で対抗 米大統領選まで3日

共和党票田まで狙うオバマ氏、マケイン氏はゲリラ戦で対抗 米大統領選まで3日

Posted November. 01, 2008 03:02,   

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「スイングステート(ブランコのように共和党と民主党の間で優劣が変わる州)だけでなく、共和党の票田でも圧勝する」(バラク・オバマ民主党候補陣営)

「白人ブルーカラー層と『ウォルマート女性』(庶民層の主婦)がマケインを救うだろう」(ジョン・マケイン共和党候補陣営)

3日後に迫った米大統領選挙は、異変が起きない限り、オバマ候補が勝利する可能性が高まっている。しかし、マケイン候補は、「『リベラルな世の中』を心配する保守層が動いている」として、支持層の結集に乗り出した。

▲「攻撃が最善の防御」〓オバマ候補は、ミズーリ、フロリダ、バージニア、ノースカロライナなど、00年以降、大統領選で共和党が勝ってきた州を攻略している。「マケインは、ブッシュのクローンだ」という攻撃的なスローガンも掲げている。

オバマ候補は先月30日、フロリダでの遊説で、「マケインが8年間、ブッシュのそばに座っている間に、国民は『ブッシュ−マケイン同盟』がもたらした高い対価を支払わされてきた」と攻撃した。

31日現在、世論調査の平均(リアル・クリア・ポリティックス集計)で、オバマ候補が5〜6ポイントリードする中、「政治先物市場」は、オバマ候補が勝利する可能性を80%以上と予測した。同日発表されたニューヨークタイムズとCBSの調査で、浮動層は4%にとどまった。

「オバマ政府」の人選に関する報道も続いている。AP通信は、オバマ候補が、ラウム・エマニュエル・イリノイ州下院議員(49)に、次期政府のホワイトハウス秘書室長を打診したと報じた。エマニュエル議員は、ビル・クリントン陣営出身の当選3回議員だ。

▲「保守層が結集している」〓マケイン陣営は先月30日、「オバマ・レズコ」不正疑惑を訴える「ロボコール」(コンピューターを利用して大量にかける自動音声録音電話)と郵便物をスイングステートに大量に送った。アントイン・レズコ氏は、有罪を言い渡されたシカゴの不動産開発業者。オバマ候補の自宅購入に際して特恵を与えたという疑惑を受けてきた。

米保守主義連盟は、上院倫理委員会に、オバマ・レズコ疑惑を調査するよう請願した。

「エアーズ(元テロ組職リーダーの教授)→ライト(オバマの担当牧師)→ラシディ(パレスチナ解放機構を支持してきた教授)」につながる「オバマの危険な後見人」シリーズが、ほぼ完結版に至ったわけだ。

マケイン陣営の選挙戦略家であるビル・マクノトフ氏は、「大卒未満の学歴の人、農村有権者、中絶反対論者が動いており、差が縮まっている」と主張した。マケイン陣営はさらに、04年のブッシュ候補の勝利の牽引となった「72時間作戦」よりも徹底したゲリラ戦をしていると話した。72時間作戦は、支持層や好感層のデータを綿密に作成し、投票日の直前3日間に積極的に説得する戦略だ。

▲早期投票の熱風〓フォックス放送の調査の結果、有権者のうちすでに約20%が早期投票を行なった。彼らを含め33%が、早期投票の意思を明らかにしている。早期投票者の支持率は、オバマ候補が52%、マケイン候補が43%だった。ノースカロライナ州は、すでに登録有権者のうち30%が投票を終えた状態だ。



sechepa@donga.com