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「普通の人、オバマ」米誌が大統領選の裏話を公開

「普通の人、オバマ」米誌が大統領選の裏話を公開

Posted November. 11, 2008 09:21,   

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米国初、黒人大統領を誕生させた「2008大統領選ドラマ」は終わった。しかし、前例にない華やかな大統領選挙だっただけに、舞台裏のエピソードもかなりのものだ。時事週刊誌ニューズウィークは、最新号で隠されていたエピソードを公開した。

▲ヒラリーとオバマ、ライバル以上の溝〓民主党の大統領選候補の座をめぐって競い合ったヒラリー・クリントンとバラク・オバマ上院議員の陣営は、単なるライバル以上の関係だったという。

オバマ候補が予想外に善戦すると、ビル・クリントン元大統領はしばしば平静を欠いた。とうとう1月中旬、ある側近との電話で、「オバマの当選は、米国の公職に最大の汚辱となる」と言い、声を荒げたりもしたと、同誌は伝えた。

エドワード・ケネディ上院議員が「分裂を助長するな」と説得の電話をかけたが、クリントン氏は、「オバマ側が先に仕掛けたことだ」と主張した。ニューズウィークは、「オバマがヒラリーを副大統領候補に考慮すらしないのは、クリントン元大統領とのわだかまりが最大の理由の一つだった」と伝えた。

▲マケイン補佐陣の気苦労〓演説の時、プロンプターの使用が苦手だったジョン・マケイン共和党候補が演壇に立つ度に、補佐陣は気が気ではなかった。

4月、海軍士官学校の野外演説に立ったマケイン候補は、半分が日の光で遮られたプロンプターをまったく読めなかった。事前に準備していた演説のコピー本まで風に飛ばされ、演説は支離滅裂になってしまった。マケイン陣営が勝算のないことを確認したのは、選挙2日前の2日だという。しかし、このような重大な内部の結論は、マケイン候補に報告されなかった。高齢のマケインの脈が激しくなることを恐れて、事前に知らせないことで意見をまとめたためだ。

▲選挙戦中のミッシェルの心労〓ミッシェル・オバマ夫人は、夫の大統領選の挑戦を承諾した直後から、不安な心境を打ち明けていた。親しい知人に、「私の夫を罠にはめようとする陰謀のようなものはないか」という質問をしていたという。

白人優越主義者による暗殺テロの脅威に備えて、24時間の秘密検察の警護を受けた2人の娘に与えられた暗号名は、「ラディエンス(Radiance)」と「ローズバット(Rosebud)」。

このような美しい名前にもかかわらず、ミッシェル夫人は、子どもたちの安全まで心配しなければならない精神的負担がある中、暗殺計画ニュースなどを聞くと、「なぜ彼らは、皆が私たちを憎悪するように仕向けるのか」と言って憤ったという。



credo@donga.com