韓国への米国査証(ビザ)免除プログラム(VWP)が17日から実施され、所定の手続きを踏めばビザ無しでも渡米が可能になるが、従来のビザ制度の下で一種の変則の手段を使って米国に長期滞在してきた人たちにとっては、WVPの実施は迷惑な話になるかもしれない。
▲公立学校への変則留学が厳しくなる〓これまで子供を早期留学させたいた家庭の一部では、親子で観光ビザで米国入りした後、母親が地元の大学に入学して「お母さん留学生」の身分を得る方法を使ってきた。親が留学生の身分となると、子供は同居目的のビザ(F2)を受け取り、地元の公立学校に通うことができる。
勿論、これは変則的な留学だ。法律の専門家ごとにその解釈は異なるが、将来米国への入国に支障をきたす可能性もありうる。
にもかかわらず、ロサンゼルスやワシントンなどにはこのように滞在身分を変更するやり方で現地に居座る母親が多い。彼女たちを狙って「ビザ商売」を行うブローカーや小規模の教育機関も数多い。
しかし今後、ビザ無しで入国すれば、滞在身分は変更されない。90日以内に出国しなければ、不法滞在者となる。メキシコやカナダへしばらく行ってきでも、90日の算定は再びカウントされない。
今後は子供を米国の公立学校に通わせたければ、両親はソウルで留学ビザや投資ビザ、交換ビザ(J・研修などの目的)などを取らなければならない。
子供を私立学校に留学させる場合には、たいした影響はない。
▲孫の世話でより頻繁に往来しなければ〓従来は最大6ヵ月間の滞在が認められる観光ビザで米国入りして滞在した後、ひとまず韓国へ帰国してから、一定の期間が過ぎたら再び米国入りすることを繰り返す人が多かった。
米国に住む娘や息子の子供の面倒を見るお年寄りや、子供を寮のない私立学校に送った母親もこれに該当する。
しかし、ビザ無しで入国すれば、滞在期間は90日間に限られ、より頻繁に往来しなければならない。
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