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36年間「強姦殺人犯」だった男が再審で「無罪」に

36年間「強姦殺人犯」だった男が再審で「無罪」に

Posted November. 29, 2008 04:09,   

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春川(チュンチョン)地裁刑事合意2部(鄭成太・部長判事)は28日、1972年、江原道(カンウォンド)春川市で派出所長の娘(当時11歳)に性的暴行を加えた後、首を絞めて殺害した罪で無期懲役を言い渡されて15年間、囚人生活を送っていたチョン某氏の再審公判で無罪を言い渡した。

36年間、強姦殺人犯というレッテルを貼られたまま生きてきたチョン氏の数奇な運命は、01年、東亜(トンア)日報の報道を通じて初めて世間に知られた。

1987年、模範囚として仮釈放されたチョン氏は、1995年、控訴審と上告審の国選弁護人だった故李ボムヨル弁護士から、「いつか必ず再審を申し込んでみるように」と勧められ、事件記録を渡してもらった。

チョン氏は朴燦運(パク・チャンウン)弁護士(漢陽大学法学部教授)と林栄和(イム・ヨンファ)弁護士を訪ねて再審を進めることになった。

東亜日報は、01年、チョン氏と弁護人団の情報提供を受けて、全国を歩き回りながら証人や捜査警察官らと一々対面して真実を突き止めた後、同年3月22日、初報道を皮切りに約10回の調査報道を行った。これを機に、過去史整理委員会が再審勧告を下し、裁判所は同日無罪を言い渡した。



bell@donga.com