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北朝鮮へのビラ散布で物理的衝突

Posted December. 03, 2008 05:19,   

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政府の自制要請を受けた北朝鮮に対するビラ散布をめぐり、物理的衝突が起きた。

2日午前11時、京畿道坡州市汶山邑(キョンギド・パジュシ・ムンサンウプ)の臨津閣(イムジンガク)内の自由の橋の前で、自由北朝鮮運動連合と拉致被害者家族の会の関係者6人が、大型の風船にとりつけたビラ10万枚を飛ばそうとしたが、これに反対する韓国進歩連帯、全国女性連帯関係者約50人と30分間にわたってもみあいになった。

この過程で、ビラ散布を準備していた自由北朝鮮運動連合の朴某氏が振り回した鈍器が、ヤンジュサラン青年会のハン某氏の頭にあたり、病院で治療を受けた。

警察は、朴氏を非拘束立件した。両団体は同日、ビラ10万枚を10個の大型風船にとりつけて、北朝鮮の方角に飛ばす予定だったが、衝突が起こったため、1万枚だけを飛ばした。

ビニールで作られたビラには、金正日(キム・ジョンイル)総書記の暴政を非難する内容や、北朝鮮に拉致された猟師436人の名簿、連絡先などが書かれてあった。

拉致被害者家族の会のチェ・ソンリョン代表は、「私たちが、暴行を受け、ビラを飛ばすことを妨害されたにもかかわらず、警察は見ているだけだった。北朝鮮と政府が拉致問題の解決に乗り出せば、ビラ散布はただちに中止する」と話した。

いっぽう、京畿北部進歩連帯のファン・ワンテク執行委員長は、「臨津閣で記者会見をしている時に、ビラを飛ばそうとする人々がトラックで押し入ってきて、衝突が起きた。国家全体の利益を考えて、ビラ散布を中止するよう求めただけだ」と主張した。

チェ代表らが、「50人ほどがやって来て、力で散布を阻止し、ビラ約2万枚を奪うなど、暴力を振るった」と主張したため、警察は、現場で撮影された映像や写真を通じて、この部分を捜査している。

いっぽう、チェ代表は、「明日(3日)から、もっと多くのビラをいろいろな場所から北朝鮮に飛ばし、拉致被害者家族の意志を示す」と話した。



argus@donga.com