韓国人のゲノムが初めて解読された。
嘉泉(カチョン)医科学大学と韓国生命工学研究院国家生物資源情報管理センターは4日、韓国人のゲノム地図の完成に成功したと発表した。これにより、国内でも「オーダーメイド医療」の実現が早まるものとみえる。
研究チームは、嘉泉医科大学の李吉女(イ・キルヨ)癌糖尿研究院の金ソンジン院長のDNAを利用して、世界で5番目に個人のゲノムを完全に解読した。
03年のヒトゲノムプロジェクトで、西洋人のゲノムが解読された後、07年に米国のクレイグ・ベンター博士、今年に入って、米国のジェームズ・ワトソン博士、ナイジェリアの黒人、中国の楊煥明博士のゲノムが解読された。
金院長は、「今年4月から7ヵ月間、嘉泉医科大学で約2億5000万ウォンを投じて、ゲノムの塩基配列を解読し、国家生物資源情報管理センターで、この情報を再分析した。医学の発展のために、私のゲノム地図を公開することを光栄に思う」と話した。
研究チームは、今回の研究結果を来年初めに、国際学術誌「ゲノムリサーチ」特別版に発表する予定だ。また、金院長のゲノム地図を含むすべての資料を韓国人標準遺伝子プロジェクトのホームページ(www.koreagenome.org)に公開する。
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