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起亜車の労使が「生産の柔軟性」導入で一致

起亜車の労使が「生産の柔軟性」導入で一致

Posted December. 06, 2008 10:04,   

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起亜(キア)自動車の労使が「物量の再配置」や「混流生産」などを通じて、生産の柔軟性を高めることで原則合意した。

物量の再配置とは、稼働率の落ちる生産ラインで、注文が殺到するほかの車種を生産する方式。また、混流生産とは、一つの生産ラインでいくつかの車種を作るもので、両方とも、労働の負荷が高まることを理由に、これまでは労組側が導入に反対してきた。

起亜車は4日、京畿道光明市所下里(キョンギド・グァンミョンシ・ソハリ)の第1工場で、趙南弘(チョ・ナムホン)社長と金属労組・起亜車支部長が出席した中で開かれた経営現状についての説明会で、このような内容を盛り込んだ「労使の合意文」を採択したと、5日明らかにした。

労使双方は、グローバル経済危機で激変する市場状況に対応するため、最近需要が急増している小型車への生産は増やす一方で、需要が激減している大型車やレジャー向け車両(RV)の生産を減らす柔軟な生産体制を構築することで一致した。

労使双方は、このため、今月末から所下里の第1工場の「カーニバル」生産ラインで、小型車「プライド」を一緒に作る混流生産を開始するのに続き、最近、注文が増えている「フォルテ」を混流方式で生産する案も検討している。

ソン・ウチャン金属労組・起亜車支部広報室長は、「組合員の雇用安定のためには避けて通れない選択だった」とし、「とりあえず、所下里工場に限ってのみ合意したものであり、ほかの工場は追加で労使が協議するべき部分が残っている」と説明した。

しかし、ひとまず柔軟な生産体制を構築するきっかけができただけに、ほかの起亜車工場はもとより、現代(ヒョンデ)自動車やGM大宇(テウ)など、ほかの自動車メーカーに広がる可能性も少なくない。

また、稼働率の落ちる生産ラインで働く労働者を、人手の足りない生産ラインに送る、「転換配置」などを導入する可能性もある。



jinhup@donga.com buddy@donga.com