Go to contents

第2のロッテワールド、工事中の生産誘発効果だけで4兆8千億ウォン

第2のロッテワールド、工事中の生産誘発効果だけで4兆8千億ウォン

Posted December. 22, 2008 03:44,   

한국어

政府がソウル松坡区新川洞(ソンパグ・シンチョンドン)の「第2ロッテ・ワールド」の新築に関連して、省庁間の調整を終えて事実上認める方針を固めたことを受け、事業主体のロッテ・グループも本格的な準備に着手した。

ロッテ・グループの幹部は21日、「あまりにも事業が長引いており、遅れた気がしないでもない」とした上で、「政府の公式発表が出次第、速やかに事業を推進する計画だ」と話した。

政府は112階(555メートル)高さの「第2ロッテ・ワールド」の新築予定地周辺の京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)にあるソウル空港の滑走路方向を3度程度調整し、これによる工事費用を収益者負担の原則に則って、ロッテグループが負担することを条件に、同建物の新築を許可し、早ければ今月中に発表するものと見られる。

政府が今月中に新築許可を公式発表しても、実際の着工は、来年の半ばころに可能になるものと予想されている。まず、ソウル市の建築審議を通過しなければならず、関連部署の建築許可の手続きも残っており、行政的な手続きが終わるのに5〜6ヵ月ぐらいかかるものと見られるからだ。

「第2ロッテ・ワールド」が予定通り建設されれば、08年現在完成された世界のいかなる建築物より高い建築物となる。

現在、世界最高の建築物は台湾の「台北101」で、101階、509メートルに上る。第2位は中国上海の「国際金融センター」で101階、492メートルだ。

建築中か建築が予定されている超高層建築物を含めても、第2ロッテ・ワールドは、完成ごろには世界10位内の高さになるものと見られる。

ロッテー・グループ政策本部の蔣柄守(チョン・ビョンス)専務は東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「機会費用を減らすためにも着工時期と工事期間を最大限短縮させるのがグループの方針だ」とし、「着工してから4、5年以内に工事が終わるものと見られる」と説明した。そうすれば、完成は13年や14年と予想される。

ロッテ・グループの総工事費として1兆5000億ウォンから2兆ウォン程度を予想している。

また、工事期間を5年間と前提する場合、延べ人数だけで250万人の雇用が発生し、完成後には2万3000人分の雇用が生じるものと見ており、不況の打開にも一定の部分、貢献できるものと期待している。

韓国建設産業研究院によると、鉄骨構造物の建築物に工事費2兆ウォンが投入される場合、鉄筋や鋳型など、ほかの産業に及ぼす生産誘発効果の予想額は約4兆8400億ウォンに上る。

さらにロッテ・グループは第2ロッテ・ワールドが完成すれば、外国人観光客が20〜30%さらに増え、年間2億ドル(約2580億ウォン)以上の外貨収入増が見込まれる。ソウル市やロッテ・グループのブランド価値を高める副次的な経済効果も少なくないものと予想される。



swon@donga.com