Go to contents

ソウル警察庁長の任命状、首相が授与

Posted February. 14, 2009 06:00,   

한국어

13日午前、ソウル鍾路区世宗路(チョンログ・セジョンロ)の政府中央庁舎・首相室ではなかなか目にすることのない珍しい光景が展開された。韓昇洙(ハン・スンス)首相が直接、朱相龍(チュ・サンヨン)新ソウル地方警察庁長(写真)に任命状を授与し、階級章をつけてあげたのだ。

これまで治安正監にあたる地方警察庁長の任命状は、行政安全部長官や警察庁長官が授与した。しかし、元世勲(ウォン・セフン)前行政安全部長官が今月12日付で国家情報院長に任命された後、後任の李達坤(イ・ダルゴン)内定者はまだ任命されていない状態であるうえ、警察庁長官に内定されていた金碩基(キム・ソクギ)前ソウル警察庁長も辞退したため任命状を授与できる人がいなくなり韓首相が引き受けたのだ。

ソウル警察庁の関係者は、「首相が地方警察庁長に直接任命状を与えたのは初めてのことだ。(行政安全部長官と警察庁長官が)空席であることもあるが、警察の士気向上が必要だという判断から、韓首相が直接任命状を与えたものだと聞いている」と話した。

一方、朱庁長は同日の就任式で、「(龍山立退き住民死亡事件で)警察組織が大きな衝撃を受けたが、迅速に組織を立て直して『憲法の上におねだり法』という言葉が通用しない社会を作る」とし、「これからどんな犠牲を払ってでも不法と無秩序を容認することはない」と強調した。

さらに朱庁長は、「やっと確立しつつある法秩序遵守の風土が崩れないように、十分な事前準備を通じて迅速で弾力的に公権力を行使できるよう努めなければならない」と注文をつけた。



alwaysj@donga.com