
後、1回だけ勝てば世界トップだ。
韓国野球が第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)決勝に勝ち進んだ。韓国は22日、米ロサンゼルス・ドジャースタジアムで行われた準決勝で中南米の強豪・ベネズエラを10対2で下した。
先発投手の尹錫鏜(ユン・ソクミン、KIA)は、大リーガーが揃うベネズエラの強力な打線を6と3分の1回の間、7安打2失点に抑えた。打線は秋信守(チュ・シンス、クリーブランド)が3点本塁打、金泰均(キム・テギュン、韓化)が2点本塁打を放つなど、10安打を記録して勝利をけん引した。
韓国は元年大会で日本と米国を相次いで制し、6勝無敗で準決勝に進んだものの、以前まで2度も勝った日本に負けて決勝には進められなかった。
ベネズエラは大リーガーだけで200人以上を送り出した野球の強国。同日、先発出場した選手10人もみんな大リーガーだった。彼らの年俸の合計は8130万ドル(約1142億ウォン)で、韓国(約28億ウォン)の40倍に上る。金寅植(キム・インシク、韓化)が「準大リーグオールスターチーム」と言うほどだった。
しかし、韓国は「年俸イコール実力ではない」という事実を今回も立証してみせた。野球は1〜2人のスターがやるスポーツでないということも改めて印象付けた。「犠牲、協力、信頼…」。韓国野球は絶対必要だが、忘れやすい人生の重要な価値を3月のグランドで体を張って見せ付けた。
韓国は23日、米国—日本戦の勝者と24日午前10時、決勝で顔を合わせる。準決勝の時と同様に、ソウル蚕室(チャムシル)野球場、仁川文鶴(インチョン・ムンハク)野球場、大田(テジョン)ハンバッ野球場で共同応援を展開する。蚕室は午前8時、文鶴は午前9時、ハンバッは午前9時30分から無料入場が可能だ。
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