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牛肉問題で暴力デモ扇動したネット・ユーザーを捜査

牛肉問題で暴力デモ扇動したネット・ユーザーを捜査

Posted May. 07, 2009 08:23,   

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昨年、米国産牛肉輸入反対のろうそく集会で、暴力行為をしたポータル・サイト、ダウムのコミュニティ・カフェ「アゴラ」会員に対し、警察が大々的な捜査に乗り出していることが6日、確認された。警察は、非暴力デモから暴力デモになった理由を、アゴラ会員が事前に暴力デモを扇動したためとみている。

ソウル地方警察庁・サイバー犯罪捜査チームは、昨年5月2日に始まったろうそく集会が、同月24日から暴力デモになった過程で、アゴラのネット・ユーザーらが暴力デモの扇動を企てたという情況を確認し、これを主導した8〜10人に対し、捜査を行っている。その中には、ハンドル・ネーム「檀君(タングン)の子孫」や「退屈な窓」など、有名なネット・ユーザーも含まれている。警察は、インターネットのクリック回数を操作したり、他人の名義を盗用したりし、自分の書き込みを掲載したネット・ユーザーに対しての捜査で、このような供述を確認した。

警察によると、彼らは牛肉デモが盛んだった昨年5月22日、ソウル銅雀区(トンジャクク)の某所で会い、「文化祭の形式ではだめだ」とし、壇上の占拠計画を立てるなど、24日から暴力デモを行うことに合意したと確認されている。また、これに同意したアゴラ会員200人余りに、「大統領府に行きましょう」などの掛け声を叫び、多数の集会参加者らを扇動するように仕掛け、鉄パイプなどのデモ道具も用意するように促した。彼らはネット上で「明博(ミョンバク)を撲殺」、「売国奴を撲殺」などのスローガンと共に、政権の退陣を掲げ、暴力デモを扇動しながらも、デモ現場では暴力行為をしないやり方で警察の捜査網を避けてきた。

また、彼らは自分らの主張を拡散し、ベスト書き込みと装い、あたかも反響があったかのように見せかけるため、△複数のハンドル・ネームを使い、△会員から推薦されるように指示し、△書き込みを他の掲示板にコピーするなど、世論を操作してきた。

これまで警察は、有名なネットユーザーらの暴力デモを扇動する書き込みが、実際、デモにどれだけ大きな影響を及ぼしたか、ネット上で暴力デモを主導した者に対し、どのように処罰するかなどを巡り、思案してきた。しかし、警察関係者は、「1年近く捜査を行った結果、彼らの容疑を十分に立証できると判断した」とし、「証拠写真やインターネット掲示物の資料など、証拠資料を補完し、近く拘束令状を申請する計画だ」と明らかにした。



constant25@donga.com