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欧州サッカー、リーグ終盤の激しい得点王争い

欧州サッカー、リーグ終盤の激しい得点王争い

Posted May. 12, 2009 03:18,   

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「得点2位は記事の1行のネタだが、得点王のタイトルは一生の名誉です」

プロサッカーKリーグ得点王出身の城南一和(ソンナム・イルファ)の申台龍(シン・テヨン)監督は、得点王の意味をこのように説明した。サッカーで得点王のタイトルは、最高の勲章だ。少ないゴールで勝負が分かれるスポーツだけに、得点の価値もそれだけ格別だ。

欧州リーグでも得点王は特別扱いだ。得点王になると、選手の地位は言うまでもなく、年俸も急上昇する。欧州サッカーの3大リーグで、この特別なタイトルの座を巡って、激しい争いが繰り広げられている。得点首位と2位との得点差はわずか1ゴール。リーグ別に優勝チームがほぼ確定している状況下で、終盤のし烈さを増す得点王レースは、ファンに新しい楽しみを提供する。

イングランド・プレミアリーグは、昨季31ゴールで得点王に輝いたクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)が、果たして2連覇を達成できるかに関心が集まっている。

ロナウドはシーズン序盤、負傷などで振るわなかったが、中盤以降、勢いに乗り、先月首位に立った。18ゴールのロナウドを追い上げているのは、ニコラ・アネルカ(チェルシー、17ゴール)。シーズン序盤、得点ラッシュを見せたアネルカは、フーズ・ヒディンク監督が就任してから落ち着きを欠き、ゴール不足に悩まされた。復活のシグナルを発したのは、最近のフラム戦。なんと10週間ぶりにゴールを決めたアンルカ彼は、11日にあったアーセナル戦では2試合連続ゴールを決め、再び上昇ムードに乗った。

KBSのハン・ジュンヒ解説委員は、「1試合少ないロナウドが相変わらず有利だが、アネルカも最近、コンディションが上がっている上、終盤ゴールラッシュに長けているため、勝負を速断するはまだまだ早い」と話した。

リーガ・エスパニョーラは、サミュエル・エトオ(バルセロナ)が28ゴールで首位。しかし、ディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリード)の上昇ムードが恐ろしい。04〜05シーズン、ビジャレアルのユニホームを着て、スペインリーグの得点王(25ゴール)に輝いたフォルランは、5ゴールまで広がっていたエトオとの差を1ゴールに縮めた。05〜06シーズン、1ゴール差でエトオに得点王を譲るしかなかった3位(25ゴール)のダビド・ビジャ(バレンシア)も、まだ得点王の夢を諦めていない。

イタリアのセリエAでは、ジェノアからレンタルされた33歳のベテラン点取り屋の復活が注目を集めている。主人公は、22ゴールを記録中のボローニャのマルコ・ディ・ヴァイオ。02年以降、成績が振るわずファンから忘れられていた。しかし、今季、チーム得点の半分以上を決め、華やかな復活を飾った。しかし「得点マシーン」ズラタン・イブラヒモビッチ(インテル・ミラン)が、1ゴール差で追い上げており、得点王争いはまだまだ続く。



niceshin@donga.com