元世勲(ウォン・セフン)国家情報院長は先週、国家情報院(国情院)の海外パート職員の「入れ替え」を最後に院長就任後から進めてきた人事刷新が一区切りついた模様だ。
与党の関係者は12日、東亜日報の電話取材に対して、「元院長が推進してきた組織刷新作業が先週、40人の海外パートの職員入れ替えを最後に一段落したものと聞いている」とし、「それ以前から少しずつ行われいた国内や対北朝鮮パートの人事も終わった」と話した。
この関係者は、「先週に大々的に行われた海外パートの人事では、海外公館に派遣されたばかりの職員たちも含まれている」と言いし、「大きくみて国情院の人事刷新は一区切りがついた格好だが、今後も追加の人事は続くだろう」との認識を明らかにした。
国情院の人事刷新は、金成浩(キム・ソンホ)前院長が組織を掌握し切れないまま退いたことと無関係でないという見方が出ている。実際、元院長の抜擢には、組織掌握に対する大統領府の期待が背景にあった。元院長も、これまで組織改革への強い意志を強調してきた。
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