「税金を滞納している資産家らには、ゴルフ会員権の差し押さえが特効薬?」
弁護士のA氏は昨年11月、所得税2350万ウォンを未納など、年明けまで税金5780万ウォンを滞納した。管轄税務署では数度に渡り督促したものの、その都度、A弁護士は、「収入が減った」とし、税金の支払いに応じなかった。
しかし、昨年9月、2億7900万ウォン分のゴルフ会員権を購入したことを、最近、国税庁が確認し、同会員権の差し押さえを通知すると、A弁護士は慌てて税務署に駆けつけ、滞納している税金を全額支払った。
国税庁は今年1月から4月にかけ、税金滞納者1269人が、ゴルフ会員権1247口の所有事実を確認し、これを引き換えに、715人から滞納された税金138億3400万ウォンを現金で支払わせたと13日、明らかにした。
ゴルフ会員権の差し押さえを通知しても、税金を支払わなかった554人は、彼らの所有する269億6900万ウォン分のゴルフ会員権を現金化するための、公売手続きを進めている。
国税庁の鄭利鍾(チョン・イジョン)徴収課長は、「財産があるにも関わらず、税金を払わない人々に対しては、隠し財産を最後まで突き止め、取り立てる方針だ」とし、「頻繁に海外旅行に行く5000万ウォン以上の高額滞納者は、法務部に出国規制を要請するつもりだ」と語った。
一方、国税庁は昨年、高額滞納者のゴルフ会員権などを追跡し、7兆1000億ウォンを現金で取り立てた。
jefflee@donga.com