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[オピニオン]トロフィー・ハズバンド

Posted May. 23, 2009 09:46,   

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男性はなぜ若くてきれいな女性を好むのか。進化論的な見方で見れば簡単だ。そうしてこそ、いい遺伝子を持つ子孫が栄えるためだ。男性ほどではないが、女性も金があって頭のいい男性を好む。富と権力こそ、子どもを守ることができる最高の盾というわけだ。このように生物学的進化だけで考えるなら、財力と権力を持つために、年を取った男性と若くてきれいな女性の結合は最上ということになる。そのような男性と結婚した女性を、授賞式の華やかなトロフィーのようだとして「トロフィー・ワイフ」と言う。

◆神聖な結婚に対する冒涜と言うこともできる。しかし、「愛しているから結婚する」という風習はわずか300年前に生まれた。洋の東西を問わず長い歴史で見ると、結婚とは、別の共同体や家門が協同関係を結ぶ政治的・社会的・経済的同盟だった。愛の有效期間も100日説、15ヵ月説があり、そのうち長いのが4年説だ。結婚20年目の夫婦の中で、最も愛を感じた時と同じロマンチックで強い感情を維持するケースは、10組に1組という研究結果もある。

◆問題は、金も権力もない若い男性と、若くもきれいでもない女性だ。男性は、年を取っても財力と権力を享受し、そのうえ愛まで得ることができるが、女性は年を取れば男性のようにはいかない。「経済学コンサート」を書いたチーム・ハーバードは、「富と権力を持つ男性が都市に多いため、女性も男性を求めて都市に集まり、そのため都市には女性がもっと多くなった」と言った。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のように。悲しくも、男性の数が女性の数に比べてたった1人少なくても、女の交渉力は極度に弱くなるという。結局、女性がレベルを下げなければならないという話だ。

◆200億ウォン台の財産を持つ女性事業家の朴某氏が、公開プロポーズをして話題になった。仕事だけをして婚期を逃した49才のゴールドミスだ。条件は、同年齢から10才年下までの大卒以上、専門職、未婚の男性。結婚情報会社ソンウ側は、「男性が依然として若くてきれいな女性を求めるため、いくらゴールドミスでも結婚が難しいのが現実だ」と話した。公開プロポーズをしたお陰で、24時間で申し込みが200人を超えた。年が多めの富豪の花嫁が「トロフィー・ハズバンド」を持つのも悪いことではない。

金順徳(キム・スンドク)論説委員 yuri@donga.com