05年5月23日。当時、19歳だったラファエル・ナダル(23=カナダ)は、全仏オープン・テニス大会に初出場し優勝した。あれから4年が過ぎても、大会が行われるクレーコートで、彼の右に出るものはいなかった。4連覇の偉業を達成し、歴代最多の31連勝をマークした。「皇帝」ロジャー・フェデラー(28、スイス)も3年連続、彼に敗れた。しかし、スポーツ世界で、永遠の強者はいなかった。
世界1位のナダルが1日、パリで行われた全仏オープンシングルス4回戦で、世界25位のロビン・ソデルリング(スウェーデン)に1−3(2−6、7−6、4−6、6−7)で負けた。ナダルは、大会史上最多の5連覇達成には至らなかった。
李亨沢(イ・ヒョンテク)に3戦全敗を喫したソデルリングは、193センチの高身長を生かした強力なフォアハンドとサーブでナダルを下し、生涯初のメジャー大会ベスト8入りを果たした。
昨年、女子シングルスチャンピオンのアナ・イワノビッチ(8位=セルビア)も4回戦でビクトリア・アザレンカ(9位=ベラルーシ)に0−2(2−6、3−6)で完敗した。
kjs0123@donga.com