６７５０万ユーロ（約１１８８億ウォン）。ブラジルサッカー代表チームの看板ＭＦ、カカ（２７、写真）の移籍金だ。「行くか、行かない」という話で持ちきりだった「白いペレ」カカの移籍話は結局、スペインリーグのレアル・マドリードが９日、カカの移籍を公式発表したことで終止符を打った。イタリア・セリエＡのＡＣミランは、カカを送り出すことで、天文学的な金額を手に入れた。今回の「一手」で、緊急な財政問題を解決した。
レアル・マドリードは、世界最高選手らを積極的にスカウトする「第２のギャラクティカ（Galactico＝スター軍団）」の序幕をカカの迎え入れと共に派手に開いた。
移籍金は、欧州のサッカースターらの移籍が活発に行われる夏場、スポーツニュースの定番ヘッドラインだ。移籍金は、球団間で取引される選手の価値だ。球団は選手の年俸、契約金、将来性などを考慮し、移籍金を算出する。
カカの移籍金は、歴代最高移籍金２位の金額だ。１位は、０１年ジネディーヌ・ジダンがユベントスからレアル・マドリードに移籍する際に、記録した７５００万ユーロ（約１３２０億ウォン）。ユーロで算定されたジダンとカカの移籍金を移籍当時の為替レートで、他の貨幣単位に換算すると、順位が変わったりもする。２人の後を次いで、ルイス・フィーゴ（６１００万ユーロ、約１０７３億ウォン）、エルナン・クレスポ（５３６０万ユーロ、約９４３億ウォン）と名前が続く。
カカが今季、移籍市場を熱く盛り上げたが、新しい「移籍金キング」が出現する可能性は、まだ残っている。マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドが変数だ。レアル・マドリードからラブコールを受けているロナウドは移籍を決心すると、移籍金が少なくとも、８０００万ユーロ（約１４０７億ウォン）という見通しが出ているからだ。
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