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グルジア、CISと完全決別

Posted June. 15, 2009 06:54,   

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グルジア議会が12日、ロシアが主導する独立国家連合(CIS)から公式に脱退する法令を満場一致で可決させた。ロシア国営リアノボスティ通信が配信した。

グルジアは昨年8月、南オセチアの独立を巡ってロシアと武力衝突が起きると、CIS執行委員会に脱退を通知したことがある。今回の法令可決は、先に通知した脱退をグルジアが内部的な公式化したものだと、同通信は伝えた。

グルジア議会のバクラゼ議長は、「グルジアはすでにCISから脱退しており、今日、正式に法令を通じて、手続きを公式的かつ合法的に済ませることになった」と明らかにした。同通信によると、同日の賛否投票は、首都トビリシュで野党や野党支持者らがロシアとの戦いでの敗北責任を問い、ミハイル・サカシュビリ大統領の辞任を要求してから2ヵ月ぶりに議会が臨時召集された中で行われた。政府与党に反対してきた野党議員も、CIS脱退法令には全員合意した。

CISは1991年、ソ連が崩壊して独立した15の共和国のうち11ヵ国が結成した政治共同体。結成当時、メンバー国だったウクライナは、05年にロシアとガス供給価格の値上げ問題を巡って対立し、事実上活動を中止している。トルクメニスタンも準メンバー国としてだけ活動している。

CISに参加するメンバー国はロシアやグルジアのほか、ベラルーシやカザフスタン、キルギス共和国やアゼルバイジャン、アルメニア、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタンの10ヵ国に止まっている。グルジアまで脱退すれば、メンバー国は9ヵ国に減る。

ロシアは、グルジアの脱退をさほど気にしていない様子だ。ロシアのセルゲイ・ラブロフ・外相は昨年10月、キルギス共和国で開かれたCIS外相会談で、「この数年間、グルジアのCIS参加は、共同体の統合よりは分裂に焦点を当ててきた」と公に批判したことがある。外相は「グルジアの脱退はCISにいかなる否定的な影響も及ぼさないだろう」と語った。



surreal@donga.com