来週、ロシア、イタリア、ガーナなどへの海外歴訪に発つバラク・オバマ米大統領は2日、ホワイトハウスでAP通信のインタビューに対し、「北朝鮮に対する追加制裁の可能性は依然として開かれている」と述べた。北朝鮮が対話に戻らない場合、国連の対北朝鮮制裁(1874号)とそれによる船舶の追跡、米国内法による独自的な金融制裁、人道的食糧支援の中断宣言など、既存の北朝鮮に対する圧迫策のほかにも、追加の制裁カードがあるというメッセージを伝えたのだ。しかし、具体的な制裁については言及しなかった。
オバマ大統領は、「北朝鮮の不審船に強制的に上船するなどの軍事的方法は排除されている。ロシアが結局は障害ではないのか」という質問に「ノー」と断言し、「現在進行中の国際社会の対北朝鮮制裁は、これまでよりも強力だ」と強調した。そして、「中国とロシアの協力は注目に値する」と評価しつつ、「現在、安保理の制裁決議の履行も順調だ」と述べた。
オバマ大統領は、「私たちは、北朝鮮が韓半島の非核化だけが経済難克服と国際社会入りに向けた唯一の道だということを悟り、責任ある行動ができる道を開いている。その解決策は、依然として有效だ」と強調した。ロバート・ギブス大統領報道官は、「北朝鮮が、外国に兵器や核関連物質を輸出できないようにするための活発な検査が、最優先の関心事だ」と付け加えた。
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