試合は3つのチームが4組に分かれて、スペインの5都市(マドリード、セビヤ、マラガ、ウエルバ、ヘレス)を回りながら組別予選を行う。それぞれの組の1位のチームは、来月1日、準決勝に臨み、勝者は3日、セビヤで真っ向勝負で優勝カップの持ち主を決める。
●城南、覇気を武器に異変を準備
参加チームの中で一番目を引くのは、断然レアル・マドリードだ。レアルは、スペインリーグとUEFAチャンピオンズリーグでそれぞれ30回、9回と最多優勝記録を保有している20世紀最高のクラブ。特に、最近、ロナウドやカカ、カリム・ベンゼマなど、売れっ子スターを相次いで迎え入れて、話題の中心に立っている。今回ピースカップではロナウドとカカが公式大会のデビュー戦を行う見通しだ。世界中のファンは早くから彼らが繰り広げる幻想のハーモニーを頭の中で描くのに忙しい。
イタリアのセリエA27回優勝に輝くユベントスも名声ではレアルに劣らない。ユベントスは「第2の野神」と呼ばれるGKのブッフォンやアレッサンドロ・デル・ピエロらを前面に押し出して優勝カップを狙う。イングランド・プレミアリーグの「強チーム・キラー」のアストン・ヴィラとフランスサッカーの自尊心・オリンピック・リヨン、昨季、スペインリーグ3位のセビヤ、伝統の強豪・ポルトなども優勝候補に挙げられる。韓国では城南(ソンナム)が覇気を武器に異変を準備している。
●ピースカップの熱気で盛り上がるスペイン
スペイン現地はもうピースカップの熱気で盛り上がっている。市民はピースカップの話で持ちきりで、優勝チームの占いに余念がない。道路の随所にかかっている垂れ幕はピースカップの熱気を垣間見せる。マドリードやマラガ、セビヤなど、地域競技場のチケット販売率はもう70%を越えた。取材熱気も熱い。ピースカップ組織委に取材申請をした記者だけで600人に上る。参加チームが続々と現地入りしている中、熱気はさらに高まっている。組織委のある関係者は、「予想より爆発的な関心に我々も驚いている」とし、「大会の最終日までこの熱気が続くよう、万全の準備を整える」と伝えた。
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