２５日午前、スペイン・セビヤのオリンピコスタジアム。スペインリーグ・セビヤとイタリアのセリエＡのユベントスが、０９ピースカップ・アンダルシア開幕戦で激突した。１万５０００人あまりの観衆の中でも、観客席を埋め尽くした多くの女子ファンが目を引いた。若者から中年に至るまで年齢層も幅広かった。彼女たちは試合の流れに合わせて、熱烈なエールを送った。夫と２人の娘と一緒に大会場を訪れたセルビア・アンヘルさん（３７）は、このように話した。「スペイン女性にとってサッカーは生活。１年中開かれるお祭りのようなものです」。
●スペイン女性はサッカーが好き
サッカーは最も男性的なスポーツと呼ばれる。激しく体を動かし、汗を流すサッカー選手は、「男性性」そのものだ。しかし、「生まれた瞬間からサッカーを楽しむ」をいうスペインではちょっと事情が違う。大多数の女性がサッカーを楽しむ。
セビヤに住む女子大生のマリア・デルガドさん（２０）は、「ボーイフレンドはサッカーよりバスケが好きだが、サッカー場によく連れてきてくれる」と言って笑った。女性のサッカーファンはスペインプロチームの正会員の中で、かなり高い割合を占める。決して安くないシーズンのチケット代もサッカーのためなら、喜んで支払う。
女性ファンの存在は、スペインのサッカー大会場の応援文化にも影響を及ぼした。あるスペイン女性は、「スペインのサッカーファンは熱情的だが、イングランドのフーリガンのように暴力的でない。平和的な応援の雰囲気が根付いたのは、女性ファンのためだ」と説明した。
●サッカーは生活そのもの
スペインサッカーが、特に女性たちに人気なのはどうしてだろうか。サッカーが生活そのものだからだ。
地元のスポーツ専門紙の半分以上は、サッカーの話だ。
スペインの自尊心、レアル・マドリードが負けた翌日は、マドリード市全体がブルーになる。レアルと両大山脈と呼ばれるバルセロナは、チームのスローガンが「クラブ、その以上になろう」だ。
niceshin@donga.com
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