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双龍車の職員代表「警察が乗り出さなければ、我々が工場を取り戻す」

双龍車の職員代表「警察が乗り出さなければ、我々が工場を取り戻す」

Posted August. 04, 2009 09:04,   

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双龍(サンヨン)車の職員代表らは3日、双龍自動車・平沢(ピョンテク)工場内の塗装工場での労組による不法占拠問題に関連して、「公権力を投入して強制的に解散させなければ、我々が直接突入する」と明らかにし、両側の衝突が懸念される。

双龍車の職員代表6人は同日、双龍車の協力会社などの会である「双龍車共同会の債権団」の代表会議室を訪れ、「5日に予定されている早期破産の要請を、もうしばらく待ってほしい。我々が今日や明日中に塗装工場に突入して奪還する計画だ」と語ったと、共同会債権団の関係者が伝えた。これを受け、6月26〜27日に起きた双龍車の職員とスト組合員との衝突事態が再び起きることを懸念する声が持ち上がっている。

実際、双龍車の職員らが3日、フォークリフト10台あまりを動員して、塗装工場の20〜30メートル先まで近づき、労組が積み上げておいたバリケードを取り除く作業を行うと、労組員らは塗装工場から火炎瓶や石を投げつけた上、ぱちんこでボルトなどを撃ちながら、彼らに対して攻撃を行った。

職員代表らの主張について会社側は、「直ちに塗装工場に入れる状況でもないし、その計画もない」と明らかにした。しかし、職員らは相当興奮している上、会社側で約束できる者もおらず、統制は難しいという分析もある。

双龍車の職員らが塗装工場に突入するという計画について、姜熙洛(カン・ヒラク)警察庁長は3日、記者懇談会で、「会社側が任意で突入することがあってはならない」とし、「会社側と共に突入作戦を展開することも話しにならず、もし、作戦を展開することになっても、警察の責任の下の行うつもりだ」と語った。

一方、双龍車は先月、輸出は1台もできず、国内でだけ71台を販売し、昨年同月比の販売量は98.4%も減少した。双龍車は5月22日に、労組によって工場が占拠された後、車を1台も生産しておらず、先月30日までの、ストによる損失額は3160億ウォンに上ると明らかにした。