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一生のライバル失った金泳三氏、故金大中氏側近らと和解の夕食会

一生のライバル失った金泳三氏、故金大中氏側近らと和解の夕食会

Posted August. 25, 2009 07:45,   

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金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が26日、ソウル汝矣島(ヨイド)のレストランで、故金大中(キム・デジュン)元大統領の側近グループである東橋洞(トンギョドン)系関係者らと夕食をともにする。夕食会には、金泳三元大統領の側近グループである上道洞(サンドドン)系関係者も出席する予定だ。金泳三元大統領が、生涯のライバルだった金大中元大統領と劇的な和解をしたのに続き、両元大統領の側近である上道洞—東橋洞系の和解を取り持つもので、金大中元大統領の死去後、生まれた与野党の和解ムードに弾みがつくものとみられる。

金泳三元大統領は、金大中元大統領の告別式翌日の24日、東橋洞系代表格の権魯甲(クォン・ノガプ)元顧問らに、「悲しみは深いはずだ。慰労の気持ちから夕食をともにしたい」と声をかけた。権元顧問は、金泳三元大統領の申し入れを快く受け入れ、東橋洞系関係者に出席するよう取り計らった。

26日の夕食会には、権魯甲、韓和甲(ハン・ファガプ)、韓光玉(ハン・グァンオク)、金玉斗(キム・オクトゥ)、李訓平(イ・フンピョン)元議員ら東橋洞系だけでなく、金徳龍(キム・ドクリョン)大統領国民統合特別補佐官、与党ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)、李性憲(イ・サンホン)議員ら、金泳三元大統領の上道洞系も出席する予定だ。金泳三元大統領と金大中元大統領が、80年に手を取り合い、作った民主化推進協議会のメンバーがほとんどだ。金武星議員は、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「金泳三元大統領、金大中元大統領の両者が成し遂げた民主化の業績が正当な評価を受けるためにも、双方の側近らが地域主義の克服と国民統合に邁進しなければならない」と語った。

また、金泳三元大統領は24日午前11時30分、金大中元大統領の李姫鎬(イ・ヒホ)夫人に電話をかけ、改めて哀悼の意を示した。金泳三元大統領は、「国民が追悼しています。夫人が慰みを受けてください。李夫人が健康でなければなりません」と話した。李姫鎬夫人が、「孫命順(ソン・ミョンスン)夫人(金泳三元大統領夫人)の健康はいかがですか」と尋ねると、金泳三元大統領は「ずいぶん元気になりました。ありがとうございます」と答えた。

東橋洞系のある関係者は、「金大中元大統領死去後、意気消沈した金泳三元大統領の姿を見て、両者は『針と糸』のような存在であることをあらためて実感した」と語った。

金泳三元大統領は20日、金大中元大統領の葬儀が国葬に決まると、すぐに上道洞の自宅前に弔旗を掲げた。金大中元大統領の病状が悪化した10日には、金大中元大統領が入院していた病院を訪れ、「和解したと考えていい」と述べ、約40年間の愛憎の歳月に終止符を打った。金大中元大統領も、金泳三元大統領との反目が、頂点に達した90年代初め、側近らに、「私が死ねば一番悲しむ人は、金泳三元大統領で、金泳三元大統領が私より先に逝けば、一番悲しむのが私だ」と話していた。

ハンナラ党の洪思徳(ホン・サドク)議員は、「二大派閥が会合するからといって、一瞬にして地域感情が、雪が溶けるように消えることはできない。与党内部で民主化、南北関系の質的転換、社会セーフティーネットなど、まず金大中元大統領の3大業績を評価することが必要だ」と主張した。



jin0619@donga.com