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[社説]ハンナラの「1朴2鄭」体制、国民生活活性化のエネルギーにするべきだ

[社説]ハンナラの「1朴2鄭」体制、国民生活活性化のエネルギーにするべきだ

Posted September. 08, 2009 08:45,   

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朴熺太(パク・ヒテ)ハンナラ党代表が、10月の国会議員再選挙に出馬するために辞任したことで、党憲党規により、鄭夢準(チョン・モンジュン)最高委員が新しい代表に就くことになった。大統領府の人事と首相まで含めた内閣改造に続き、ハンナラ党の看板まで交代したことで、与党、政府、大統領府の体制改編が事実上完了したわけだ。これからは、仕事と成果で何かを見せなければならない。

ハンナラ党が、体制改編を機に新しい政治力を見せることが求められるという意味で、当選6回の経歴を持つ鄭新代表にかける期待が大きい。何よりも、正しい議会政治の復元が急務だ。法廷通常国会が開会して1週間が経過したが、まだ与野党間で議事日程の合意すらなされていない。首相と長官内定者に対する国会の同意および人事聴聞の手続きが待っている。国民生活の活性化に必要な各種法案も山積している。ハンナラ党が、今回の通常国会でまず処理対象に選んだ法案だけでも、43に達する。改憲や選挙区制と行政区域改編のような政治改革問題も、いつまでも先送りにはできない。

これらのことはハンナラ党だけの課題ではない。党と政府、大統領府が各自の位置で任務を全うすることはもとより、相互に有機的な協力と競争、バランス関係をなしてこそ、成果を出すことができる。

鄭夢準代表と鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相内定者の登場で、これまで朴槿恵(パク・グンヘ)元代表の独走と思われた与党の次期大統領選構図が一層複雑になった。事案によっては、各自の役割によって、大統領選挙構図で有利・不利が決定されるため、互いに競争心理が発動し、対立に突き進む可能性もある。競争的な大統領選構図は、党の分裂を招く恐れもあるが、3人のやり方次第では、与党の活力を高める刺激剤になりうる両刃の剣でもある。

李明博(イ・ミョンバク)大統領の中道実用政策で、大統領と与党を見つめる国民世論が、4・29補欠選挙や盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の自殺の時に比べて良くなった。だが、一朝一夕で変わるのが世論だ。朴元代表と鄭代表、鄭首相内定者がどう行動するかによって、与党全体を見つめる国民の見方が変わる可能性がある。3人の政治的リーダーシップが試験台に載せられたと言っても過言ではない。鄭首相内定者にとっては、国政の成功がまさに彼の立身に結びつくだろう。

今は、各自の役割に忠実であることだ。健全に競争し、国民生活を活性化させるエネルギーに結集させることだけが、自分も生き、政府とハンナラ党も生きる道であることを肝に銘じなければならない。