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青少年代表チームの洪明甫監督、「良き指導者は結果で言う」

青少年代表チームの洪明甫監督、「良き指導者は結果で言う」

Posted September. 10, 2009 08:27,   

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「永遠なリベロ」洪明甫(ホン・ミョンボ)青少年(20歳以下)代表チーム監督(40、写真)。02年韓日ワールドカップ(W杯)で、スペインとの8強戦のPKで4強を決定付けるゴールを成功させ、素敵な笑顔を見せた彼を我々は覚えている。彼はいまだに「洪明甫選手」とよく言われる。人々が、彼を監督より選手として覚えているからだ。そのような彼が、監督として初舞台に上がる。24日からエジプトで行われる世界青少年選手権大会に、代表チームを引率し12日出国する。

●成功の秘訣は徹底的な準備

洪監督は、選手として成功的な人生を送った。韓国内外で鉄壁守備に認められた。04年の引退後は、W杯、五輪代表チームのコーチを務め、サッカー行政を学んだ。サッカーエリートコースを歩んできた。

洪監督は、自ら徹底的に準備した結果だと言う。「これからどのようなことが起こるか分からないので、徹底的に悩みました。W杯を終え、引退後のことを考えました。結局、必死に勉強するほかに方法がなかった」。

彼は、スター選手出身であることが、長所でもあれば短所もあると話す。青少年代表チームの司令塔を引き受けたのは、華麗な経歴が役立った。しかし、結果がよくなければ、人一倍、非難されるという事実も知っている。

●結果で答える

洪監督は昨年、日本Jリーグと韓国内Kリーグから、監督の話を持ちかけられた。しかし、どちらも断った。そして、青少年代表チームを選んだ。彼は、「韓国サッカーの未来を担う選手を指導する機会は、なかなか来るものではないと思った。これまで米国と日本で学んだノウハウを教えたかった」と語った。

彼は最近、悩みが多いと言う。代表チーム23人の候補選手の中で、今大会のエントリーに合わせ、2人を外さなければならないからだ。しかし、成績については、はっきりした考え方を持っていた。彼は、「結果が一番重要だ」と語った。いくら頑張っても、勝負で負けたら、おしまいだ。良い結果を出してこそ、良き指導者として認めてもらえるということだ。

●慈善活動は私の力

洪監督は、まだまだやりたいことが多い。選手として夢は叶えたが、指導者としては素人だ。指導者として、最高の座である成人代表チームの監督になりたいという考えはないだろうか。

彼は「私はまだ現在進行形」と、慎重な言い方をした。「W杯代表チームの監督は、サッカー人にとって、最高のポストだと思います。し烈な競争をくぐり抜けなければなりません。監督の座に就くためには、更なる経験と準備をしないといけないと思います」。

洪監督は、これといった趣味がない。サッカーの他に愛情を注ぐのは、「洪明甫奨学財団」の運営だ。彼は、「奨学財団で私がやったのは、大したことではない。得たことの方がずっと多い。サッカーを完全にやめるにしても、慈善活動は続けていきたい」と語った。

サッカー選手として最高の瞬間を味わった洪監督。彼は、「もう指導者として、最高の瞬間を作るために頑張りたい」と覚悟を決めた。



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