Go to contents

故盧前大統領の回顧原稿公表「私を支配しているのは失敗の記憶」

故盧前大統領の回顧原稿公表「私を支配しているのは失敗の記憶」

Posted September. 22, 2009 08:19,   

한국어

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は死去直前、「今、私を支配しているのは、失敗と挫折の記憶だ」とし、自身を「失敗した大統領」とした。

21日に出版された『成功と挫折—盧武鉉大統領の未完回顧録』(図書出版ハクコジェ)は、盧前大統領が死去直前、自身の回顧録を執筆するために書いた原稿用紙90枚の未完成原稿を紹介した。この原稿には、盧前大統領が回顧録の執筆を決めた後、目次と大方の構成内容が含まれている。『成功と挫折』では、未完成原稿とともに、盧前大統領が非公開インターネット・カフェに掲載した文章や非公開インタビュー内容なども編集された。

盧前大統領は、未完成原稿で、権良淑(クォン・ヤンスク)夫人ら家族と側近が、「朴淵次(パク・ヨンチャ)ゲート」に関連し、次々と検察捜査を受けたことについて、「司法手続きの決定を運命として受け入れる準備をしている。ざんげする気持ちで生きていく」と綴った。回顧録を書く理由についても、「被疑者になってできることは、過去の話を書くことだけだ」とし、「寛容に許し、温かく見守ってくれることを願うが、民主主義と歴史の進歩に負担にならなければいい」と語った。盧前大統領は、死去約1ヵ月前の4月12日、息子の建昊(コンホ)氏が、メディア取材競争のなかで検察に出頭するシーンをテレビで見守りながら「カメラも凶器になる」と吐露した。

盧前大統領は、韓米自由貿易協定(FTA)やイラク派兵などの推進の際、支持勢力の批判が強かった事案についての説明もしている。韓米FTAについては、「政治に参加する進歩主義の人々に必ずお願いしたいのは、政策は科学的検証を通じ、確認しなければならないということだ」と述べ、イラク派兵については、「歴史の記録には誤った選択と残るだろうが、大統領を務める者として、避けられない選択だった」と語った。



jin0619@donga.com