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「韓国、来年に3.6%成長」IMFが予測を大幅上方修正

「韓国、来年に3.6%成長」IMFが予測を大幅上方修正

Posted October. 02, 2009 08:40,   

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国際通貨基金(IMF)が、今年と来年の韓国の経済成長率についての予測を大幅に引き上げた。

IMFは、1日に発表した世界経済を巡る予測(WEO=World Economic Outlook)と題した報告書の中で、韓国経済は今年マイナス1.0%のマイナス成長を記録するが、来年は、3.6%のプラス成長を記録するだろうと予測した。これはIMFが7月のWEO報告書で示した予測より、それぞれ2.0%ポイントと1.1%ポイント高い数値だ。また、8月の韓国政府との年例協議で明らかにした調整値よりも、0.7%ポイントと1.1%ポイント高い。

特に7月と今回の10月のWEO報告書だけを比べれば、韓国成長率の上方修正の幅は、米国や日本、カナダ、英国、フランス、中国など主要11ヵ国のうち最も高い水準だ。それだけ韓国経済が早いテンポで回復すると見込んでいることを示すものだ。

またIMFは、今年と来年の世界経済成長率の予測をそれぞれマイナス1.1%と3.1%と、7月の予測より0.3%ポイントと0.6%ポイント引き上げた。

IMFは、「先進諸国の経済は10年まで潜在成長率の水準に及ばず、失業率は引き続き上昇する一方、新興国は成長の勢いは維持するものの、地域的な差別化はさらに拡大されるだろう」との見通しを明らかにした。さらに、「今後の世界経済における最大の危険要因は回復の低迷であり、急いで拡大政策を撤回することになれば、世界経済に悪影響を及ぼしかねない」とし、出口戦略(Exit Strategy)の中途半端な実施に対して警戒を示した。

一方、IMFは、「先進諸国は拡大的通貨政策を当分維持する必要があるが、早い回復ぶりを見せるアジアなど、一部の新興国は、先進諸国より通貨政策の基調を早期に転換する可能性が高い」との見解を示した。



cha@donga.com