金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の次男・金賢哲(キム・ヒョンチョル)ハンナラ党汝矣島(ヨウィド)研究所副所長が22日、金大中(キム・デジュン)元大統領の次男・金弘業(キム・ホンオプ)前議員に電話をかけた。
金副所長は同日、15分間の会話で、「25日に国立ソウル顕忠園(ヒョンチュンウォン)で行われる金大中元大統領逝去100日追悼会にハンナラ党の金武星(キム・ムソン)議員、金徳龍(キム・ドクリョン)前議員(大統領国民統合特別補佐官)とともに出席します。私が出席することは、父の意向でもあります。父は、金元大統領が先に逝ったことを大変残念がっています」と述べたと、24日、東橋洞(トンギョドン)系(金大中元大統領の側近グループ)関係者が伝えた。また、金副所長は、金泳三元大統領が最近、金大中元大統領に対して、「1年6ヵ月の間、あらを探して聴聞会に出させようとした独裁者」と言ったというネット・メディアの報道に関連して、「発言が多少歪曲された。父は、過去、民主化運動の時代に長い間同志だった金大中元大統領と心から和解した」と話したという。
金副所長と金前議員の接触は初めて。金大中政権発足後、金副所長が両者間の葛藤の核であったという点で、東橋洞系の人々は、「父親に続き息子も和解の手を差し出した」と解釈した。金泳三大統領任期末の97年、韓宝(ハンボ)グループ不正事件で拘束された金副所長が、金大中政権発足後の初めての特別恩赦(98年8月)で除外された際、金泳三元大統領は金大中大統領に「共産党」などと毒舌を浴びせた。
いっぽう、追悼会の翌日の26日、金泳三元大統領の主宰で、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポク)汝矣島の63ビルで行われる東橋洞系ー上道洞(サンドドン)系(金泳三元大統領の側近グループ)の夕食会には、約100人が出席するという。東橋洞系からは、金弘業、権魯甲(クォン・ノガプ)、韓和甲(ハン・ファガプ)、韓光玉(ハン・グァンオク)、金玉斗(キム・オクトゥ)前議員ら約60人が、上道洞系からは、金徳龍前議員や金武星議員ら約40人が出席する予定だ。70、80年代にともに民主化運動を行った両グループの大半が出席する。しかし、金大中元大統領の腹心と呼ばれる民主党の朴智元(パク・チウォン)議員は、招待の対象から外された。朴議員は10日、全南(チョンナム)大学の特別講演で、「招待されても出席しない。私は、『東橋洞系の名前で政治活動をするな』と言った金大中元大統領の考えに従っている」と述べ、金泳三元大統領と東橋洞を批判していた。
jin0619@donga.com