自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)総裁は29日、政府の世宗(セジョン)市原案修正の動きに対して、「不服従の抵抗運動で対抗する」と明らかにした。
李総裁は同日、国会で記者会見を開き、「27日の李明博(イ・ミョンバク)大統領の『国民との対話』が残したものは、鉛の塊のような大きな不信だ。『無信不立(「信無くば立たず」という孔子の言葉)』と言われるように、国民の信頼がなければ通用しないことは、この時代においても真理だ」と批判した。
李総裁は、「(いくら)利益を追求する浅はかな商業主義国家でも、非効率だと不満があっても、国民の信頼を失ってはいけない。李明博政権は、歴史の罪人になる前に正しい位置に戻らなければならない」と述べた。また、「02年の大統領選挙当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補が突然、遷都論を出した時、(私は)反対したし、新首都特別法や行政複合中心都市法が忠清(チュンチョン)圏の票を意識したポピュリズム(大衆迎合主義)が動機だったことは事実だ」としながらも、「首都を移すということと行政省庁の一部を移すことは本質的に異なる」と強調した。
自由先進党議員全員が議員辞職を決議したことについては、「国会で(世宗市)原案が修正されないよう、党のあらゆる力を結集して抵抗し、阻止する。万一、私たちの意志が貫徹されなければ、自ら国会議員職を離れ、国民に責任ある政治家の姿勢を示す」と明らかにした。
そのうえで「鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相に対して、民主党と協議して、解任要求決議案を提出する考えだ。世宗市原案を貫徹するために、(民主党など他の野党と)考えと行動をともにできる」と述べた。
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