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姜錫柱外務次官、ボズワース代表に「平和協定」攻勢

姜錫柱外務次官、ボズワース代表に「平和協定」攻勢

Posted December. 11, 2009 09:27,   

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米国のボズワース北朝鮮政策特別代表は訪朝中、北朝鮮の平和協定締結の要求に苦しめられた。ボズワース代表のカウンターパートである姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官は、ボズワース代表に平和協定締結の必要性を繰り返し主張したという。

北朝鮮は、ボズワース代表の訪朝前から、このような意図をほのめかしていた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報は2日、ボズワース代表の訪朝を控え、「米朝2国間対話の最大懸案は、韓半島の平和体制の樹立だ。その他の様々な問題は、主な議題に上程されない」と主張した。朝鮮新報は5日にも、「朝鮮半島の平和保障のためには、米朝が敵対関係を終息させることが先行しなければならない」と報じた。

しかし、このような北朝鮮の主張は、国際社会の「非核化優先」要求を避け、自らの要求から貫徹するという意図であるため受け入れられないというのが、韓米両国の共通した認識だ。特に、韓国政府は、平和協定締結問題は6者協議とは別途で議論すべきだと強調している。平和協定は、韓国戦争当事者の南北間問題であるため、6者協議9・19共同声明で明示されたとおり、別途のフォーラムで協議しなければならないということだ。

政府当局者は10日、「北朝鮮が優先解決課題として掲げたものは、多くが論点をずらして議論の主題をそらすために出したものだ」と主張した。実際、北朝鮮は今年初めには、米国が軽水炉問題を解決すれば、対話する用意があると言っていたが、密かにこの主張を取り下げ、むしろ、長距離ロケット発射と核実験で挑発の強度を高めた。北朝鮮は以前、テロ支援国家の指定解除がされれば、すべての問題が解決されるような態度を取っていた。しかし、米国が07年8月、北朝鮮をテロ支援国家指定から解除したが、北朝鮮の核開発は続いた。

政府当局者は、「北朝鮮がすでに核実験を2度も実行したため、何もなかったかのように、非核化ではなく、別の問題の議論や交渉することはできない。北朝鮮が要求する米朝平和協定の締結、核軍縮交渉などは、非核化が解決してこそ、検討できる問題だ」と強調した。



spear@donga.com