●幻想的なゴール…最高評点
想像しただけでも気分が良くなる。ところが、この想像がだんだん現実味を帯びつつある。フランス・プロサッカー・ASモナコの朴主永(パク・ジュヨン)が21日、オランピック・リヨネとのホーム試合で、シーズン5号ゴール(2アシスト)を決めた。17日、スタッド・レンヌとの試合に続いた連続ゴール。代表チーム後輩の李青龍(イ・チョンヨン)が、最近の2試合連続、最優秀選手(MVP)に選ばれるなどの活躍中に飛んできたニュースなので、さらに嬉しい。
フランスのマスコミは、朴主永のプレーを「幻想的」と評価した。前半35分、ペナルティエリアの右にこぼれたボールをジミ・トラオルがオーバーヘッドキックして、これをセバスティアン・ピュイグルニエがヘディングで落とし、朴主永が直ちに右足のノンストップボレーシュートを放った。足の甲に正確に当ったボールは、ゴールネットの左側に吸い込まれた。
前半22分、フリーキックの先制ゴールを奪われたモナコは、朴主永の同点ゴールのおかげで、強豪リヨネと1対1で引き分けた。最前方のワントップに出場し、フルタイムを走った朴主永は、サッカー専門誌「フランスフットボール」から、両チーム最高の評点7点を受けた。日刊紙の「レキップ」も、最高評点(6点)をつけて、朴主永をMVPに選定した。
●ストライカの活躍に許丁茂も満足
フランスから飛んできた嬉しいニュースに、サッカー代表チームの許丁茂(ホ・ジョンム)監督も喜んでいる。許監督は、「いくら守備で頑張っても、ゴールが決められなかったら、ベスト16入りは果たせない。朴主永が良いコンディションでゴール感覚を引き上げていることが嬉しい」と話した。
KBSのハンジュンヒ解説委員は、「朴主永が自信を取り戻した」と話した。最近の試合で目立つ活躍ぶりを披露しながら、新しいリーグへの負担を払い飛ばしたということ。監督の厚い信頼や仲間との良好な関係も自信を押し上げた秘訣と挙げた。
SBSのシン・ヨンホ解説委員は、「スピードと技術に長けている朴主永が、体力トレーニングに重点を置き、もみ合いでも遅れを取らなかった」とし、「もう欧州舞台でも生き残れる競争力を備えた」と評価した。
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