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[オピニオン]安重根義士殉国100年

Posted March. 25, 2010 04:20,   

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明日は、安重根(アン・ジュングン)義士が、中国旅順の監獄で、日本によって死刑が執行されてから100年になる日だ。陸軍は、安義士を「将軍」と呼ぶことを決めた。鶏龍台(ケリョンデ)の陸軍本部指揮部会議室も「安重根将軍室」に看板を変えた。安義士は、日本の憲兵に逮捕された後、自分を「大韓義軍参謀中将」と明らかにしていた。「国家のために身を捧げることが軍人の本分(為国献身軍人本分)」という遺墨もある。陸軍が、安義士のそのような軍人精神を称えるという趣旨だろう。

◆一部民間の関連団体も、「大韓義軍参謀中将・安重根将軍一階級特進署名運動」を行っている。安義士の隊長特進署名運動に参加した国会議員は、150人にのぼる。署名運動団体関係者は、「義士の呼称は、民族内部の尊称であり、将軍は国際的な呼称だ。将軍の呼称を使ってこそ、義挙が国際的な評価を受けることができる」と主張する。一部の学者は、「義士とすれば、義挙を一人でしたことになり、単独殺人犯に追いやる日本帝国の思うがままだ」と話した。

◆将軍の呼称に対する反論も、少なくない。安義士殉国100周年事業の主体である国家報勲庁は、「将軍の呼称は、むしろ安義士の地位を降格させる」とし、陸軍の決定に反対する。金揚(キム・ヤン)報勲庁長官は、「数十年に1人出るか出ないかの義士を毎年60人が、輩出される将軍と呼ぶことは不適切だ」と語った。将軍の呼称は、ハルビン義挙の意味と東洋平和論を主唱した思想家としての姿も色あせさせるという意見もある。

◆ジョージ・ワシントン米初代大統領は、英国を相手に独立戦争をした時、星章が3つの軍服を着て、独立軍総司令官として活躍した。ワシントンは死去1年前、米国の将軍として公式に認められた。ジョン・アダムス第2代大統領が中将階級にしたのだ。独立200年の時は、ジェラルド・フォード大統領が、3階級特進させ、大元帥を追叙した。大韓帝国の軍隊が解散した状態で、抗日独立軍活動をした安義士に、ワシントンのように将軍を追叙することもできるだろう。しかし、形式に終わる礼遇よりも、国が風前の灯火のごとくはかなった時、自分の身の危険も顧みず、「危国献身」の精神を鑑にすることに意味がある。

陸貞洙(ユク・ジョンス)論説委員sooya@donga.com