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大統領府、「半潜水艇の動き」なぜ否定したのか

大統領府、「半潜水艇の動き」なぜ否定したのか

Posted April. 03, 2010 03:31,   

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金泰栄(キム・テヨン)国防部長官が2日、国会で海軍哨戒艇「天安(チョンアン)」沈没を前後して、北朝鮮潜水艇の動きがあったことを明らかにしたことで、大統領府と国防部が、これまでメディアの確認要請にもかかわらず全面否定した背景に関心が集まっている。

大統領府の外交安保ラインは、北朝鮮潜水艇の動きを否定してきた。外交安保ラインのある参謀は先月31日、「『天安』の沈没時に北朝鮮潜水艇の動きがあったのか」と問う東亜(トンア)日報の質問に、「そのようなことがあったなら秘密流出と言えるが、これは秘密流出でもない。私の名誉にかける」と述べた。別の参謀も、「誰かそのようなことを言ったとすれば、専門知識のない人だ。私が見ても話にならない」と反論した。

2日、金長官の国会発言があった後、再度確認を求めると、「名誉に誓う」と言っていた大統領府参謀は、「(北朝鮮潜水艇の活動が)『天安』と関係ないと言ったことはない。事故当時、あいにく衛星撮影をしていなかった」と説明した。また、「識別できないと言ったのであって、別の場所で活動していたことを否定したわけではない」と後退した。しかし、同参謀が、「そのようなことがあったなら」と前提をつけたという点で、このような説明は簡単に納得できない。国防部も大統領府と同様、これまで北朝鮮潜水艇の活動そのものを否定してきた。

大統領府の内外では、政府がこのような事実を隠そうとした理由について、北朝鮮関係を考慮した政治的な考慮だったとの解釈が出ている。しかし、外交安保ラインの秘密主義が慣性のように作用したためではないかという批判も少なくない。数日後には明らかになる事案について嘘をつく必要があったのかという指摘だ。李明博(イ・ミョンバク)大統領は、事故の原因は予断しないが、不必要な疑惑が起きないよう事実をありのままに明らかにすることを参謀陣に繰り返し注文してきた。



koh@donga.com