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銀行税導入は新興国の反対で難航も G20会議がワシントンで開幕

銀行税導入は新興国の反対で難航も G20会議がワシントンで開幕

Posted April. 24, 2010 03:03,   

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今年初の主要20ヵ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議が23日(現地時間)、米国のワシントンで開幕した。

G20サミットの準備委員会によると、G20議長国である韓国の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官の主催で開かれる今回の会議では、△銀行税の導入など金融業界の公的リスクの分担、△化石エネルギーの補助金問題、△6月にカナダで開かれるG20サミットの進み具合の点検——といった3つの争点を主に取り上げることになる。

最も関心が集まっている銀行税の導入問題では、具体的な合意が成立する見通しは開けていない。米国、英国、フランスのような先進国は、銀行税の導入に賛成したが、新興国を中心に反対の声が根強いためだ。

これを受け、コミュニケには原則論レベルの内容だけを盛り込み、具体的な内容はカナダサミットで発表される可能性が大きい。国際通貨基金(IMF)は、非預金性の負債と一定水準を越える利益やボーナスに対して税金を課する内容の銀行税中間報告書を、今会議に提出している。

今会議で議長国を務める韓国は、11月に開催の第5回G20サミットの議長国・開催国として、参加国政府と国際機関、マスコミから注目を浴び、高まった地位を実感した。韓国政府の関係者らは22日、尹長官がガイトナー米財務長官との会談のために財務省を訪問した際、接見室に大型太極旗(韓国国旗)が星条旗(スター&ストライプス)と並んで掲げられており、異例に米財務次官2人が一緒に同席する様子をみて、韓国の存在感の変化を実感したと伝えた。

また、ドミニク・ストロスカーンIMF総裁とロバート・ゼーリック世界銀行(WB)総裁は、尹長官との会談時間を増やしてほしいと、韓国政府側に要請している。



turtle@donga.com