来月1日からは、軍で戦死者や殉職者が出た場合、「死亡通知担当官」が制服を着て遺族を直接訪れ、死亡事実を伝える。また、葬儀直後、部隊指揮官の丁重な慰労書信と遺品を伝え、その後、補償に関して、「遺族支援責任官」が遺族支援を担当し、容易に補償を受けられるようにする。将兵の証明写真は、太極旗(テグクキ)と部隊旗を背景に撮影し、死亡事故が起きた場合、霊前写真として使用する。
国防部は28日、このような内容の「遺族通知および補償処理手続き改善案」を確定し、来月1日から適用する方針だ。このため、補償手続きは、海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没の犠牲者や行方不明者の遺族が、最初の適用対象者となった。改善案は、有線で死亡事実を通知後、しばらく経ってから、最終死亡確認書を郵送する現行方式では、戦死者や殉職者に対する扱いに相応しくないという金泰栄(キム・テヨン)国防部長官の指示によるものだ。
●最大限、礼を尽くし死亡通知
遺族通知改善案の核心は、迅速な死亡通知と遺族に対する最大限の優遇だ。改善案によると、死亡事故が発生した場合、該当部隊は上級部隊(一部旅団および師団以上)に直ちに報告し、上級部隊長は参謀や主任元士を死亡通知担当官に任命し、2時間以内に遺族を訪問する。遺族が部隊から遠離の場合、遺族に最も近い部隊に協力を要請し、その部隊が同方式で死亡事実を通知する。
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