北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は6日、4日間の訪中日程を終えて帰国した。金総書記は同日午後4時30分(韓国時間午後5時30分)頃、北京駅から特別列車便で出発した。特別列車は7日未明、丹東(タントン)を通過し、北朝鮮入りするものと予想される。
金総書記は同日昼、宿舎である北京の釣魚台で中国の温家宝首相と昼食会談をし、経済協力問題を集中的に話し合ったという。政治局常務委員の事務所がある中南海を出た高級乗用車3台と護衛の公安車両5台が、同日午前11時25分頃に金総書記の宿舎に入り、2時間15分後の午後1時40分頃に出てきた。
北京の外交筋は、「温首相が、06年の金総書記の訪中の時も、別途に昼食会談をした前例から見ると、今回もそのような席だった可能性が高い」と分析した。一部では、この席に次期首相と目されている李克強副首相も同席したと見ている。温首相と李副首相が中国経済の責任を負っていることから、経済協力を集中的に話し合ったものとみえる。
これに先立ち、金総書記は同日午前9時10分頃、北京西北の郊外の「上地開発区」を視察したという。同開発区は、情報技術(IT)産業関連の国家級開発区だ。
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