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悔しさを隠せない遺族ら、政府の断固対応を要求

悔しさを隠せない遺族ら、政府の断固対応を要求

Posted May. 21, 2010 07:23,   

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天安(チョンアン)艦沈没事件は、北朝鮮の魚雷攻撃によって起きたという軍民合同調査団(合調団)の公式的に調査結果が発表された20日、天安艦沈没犠牲者の遺族らは、「最初から北朝鮮によるものだと予想していたが、魚雷まで見つけたものを目にし、憤りを隠せない」とし、「政府は、北朝鮮に対し、断固たる姿勢で対処すべきだ」と口をそろえた。同日、遺族のうち十数人は、京畿平沢(キョンギ・ピョンテク)の海軍第2艦隊司令部周辺の海軍施設に集まり、沈没原因の結果の発表後、家族らの対応策について話し合った。

ほとんどの遺族は、合調団の調査結果に対し、「驚くことでもない」という反応を示した。家族らは、「これまでのメディアによる報道や情況などに照らし合わせ、このような結果は十分予想していた」と話した。故李チャンギ元士の実兄である李ソンギ氏(45)は、「事件の初期から、北朝鮮側の関与を除いて、原因はなかったと思う」とし、「遺族らも悲しんでばかりいる場合ではなく、もう二度とこのようなことがおきないように力を注ぐべきだ」と強調した。

彼は、「葬儀で、天安艦のような哨戒艦である束草(ソクチョ)艦や城南(ソンナム)艦に乗り込んだが、一般国民が考えているのとは異なり、我々の艦艇装備は非常に劣悪だった」とし、「なぜ、海軍艦隊が、北朝鮮の攻撃を予め感知できなかったのか。海軍の探知装備などの先端化を図り、北朝鮮の挑発に徹底的に立ち向かわなければならない」と話した。

故金ソンホ上等兵の父親である金ジョンジュン氏(52)も同様に、「今回の結果は、どうせ皆が予想していたことを再度、確認したものだ」と語った。金ドンジン中士の母親であるホン・スヒャン氏(43)は、「悔しくて残念だ」とし、「北朝鮮の関与によるものだとは思っていたが、事実が判明し、より一層悔しく、息子に会いたい」と気力を失った。

最終調査の結果まで発表されたが、犠牲者らの死亡後、依然、衝撃を受けた遺族らも多かった。故ソ・デホ中士の父親であるソ・ヨンヒ氏(54)は、「すでに北朝鮮の関与によるものだとは分かっていたが、私が話して変わることはない」とし、「話したいことも多いし、悔しい気持ちもあるが、息子を考えれば、言葉を切り出すことすら難しい」と訴えた。故金ギョンス上士の妻であるユン・ミヨン氏(30)も同様に、「正直、もはや疲れ、調査発表を見ている力すらない」とし、「子供らと一緒にいるときは、テレビすらつけていない」と心境を打ち明けた。

戦死者家族協議会代表である故ナ・ヒョンミン上等兵の父親であるナ・ジェボン氏(52)は、「割合短期間で、政府が乗り出し、詳しく調べたようだ」とし、「心情では、北朝鮮入りし、事件を起こした者を今すぐにでも殺したい気持ちだが、今後、大統領の談話も残っており、落ち着いて政府の対応を待つつもりだ」と話した。



jmpark@donga.com image@donga.com