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北朝鮮の金ジョンフン監督「予想を覆すような競技力を見せる」

北朝鮮の金ジョンフン監督「予想を覆すような競技力を見せる」

Posted May. 26, 2010 03:20,   

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ひさしぶりに姿を現した北朝鮮のサッカー代表チームは、自信に満ちていた。かつてのように隠れたり、隠そうとしていなかった。

金ジョンフン北朝鮮代表監督は25日、オーストリアのアルタフで練習を終えた後、記者会見を開き、世界各国から来た取材陣に「私たちに対する評価はよくわかっている。だが、今回の試合を通じ、朝鮮のサッカーを見直すことになるだろう」と述べた。

世界ランキング106位の北朝鮮は、1位のブラジル、3位のポルトガル、27位のコートジボワールとともに厳しい組み合わせのG組に属している。金監督は、「北朝鮮がG組で最弱だと評価されている」という指摘に、「私たちは、その予想を覆して見せたいという強い挑戦意識を持っている。少なくとも、最初の段階(準々決勝進出)は通過すると考える」と意気込んでいる。同監督は、「1966年、イングランドW杯の際に、先輩の選手たちが、我々朝鮮のステータスを高揚させる快挙を達成した。私も、今回のW杯で善戦を続け、世界が我々朝鮮サッカーについて見直すようにする」と強調した。

「人民ルニー」鄭大世(チョン・デセ、川崎)は「毎回の競技で得点をしたい。とくに、ブラジル、ポルトガルとの試合では必ずゴールを決めたい」と述べた。ブラジルは、世界最強チームであるため、ポルトガルはイングランドW杯の準決勝で北朝鮮が敗れたチームであるため雪辱を果たしたいためというのがその理由だった。

鄭大世は、G組で「私たちとブラジルが準々決勝に進出するだろう」と壮語した。彼は、「(本戦進出国のうち)わが国と南アフリカ共和国が最弱だという認識があるようだ。だが、精神力はドイツより優れている。さらに、団結力、信頼関係がほかのどの国よりも強い。選手たちの動きも速いし、敏捷性に長けている。どうなるか結果はわからない。可能性を持っている」と分析した。

しかし、専門家の多くは「ブラジル、ポルトガル、コートジボワールのうちの2カ国が16強入りするだろう」と予想している。北朝鮮が44年前の活躍を再現するためには、「奇跡のようなことが起きなければならない」という分析だ。

10日、スイスにキャンプを張った北朝鮮代表チームは24日、オーストリアに移動し、ドルンビルンで2回目のキャンプをスタートさせた。26日ギリシャとの親善試合を行った北朝鮮は、来月1日に南アフリカ入りする。



yjongk@donga.com