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許監督「李根鎬の脱落は、長いスランプが原因」 W杯最終エントリーを発表

許監督「李根鎬の脱落は、長いスランプが原因」 W杯最終エントリーを発表

Posted June. 02, 2010 07:13,   

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まるで007映画の1シーンのようだった。記者団が大韓サッカー協会のマスコミ担当官から知らせを受けたのは、先月31日午後8時ごろ(当地時間)。当初1日午前9時に南アフリカ共和国ワールドカップ(W杯)に出場する最終エントリーを発表する予定だったが、脱落した選手らの帰国日程を考慮して発表が繰り上げられた。8時50分ごろ、許丁茂(ホ・ジョンム)監督(写真)は、コーチングスタッフ、マスコミ担当官らと一緒に代表チームの宿舎から4キロほど離れたオーストリアのノイシュティフトの記者団宿舎のカペラホテルへ来て記者会見を行った。

記者会見は約15分間にわたって行われた。許監督の声は比較的落ち着いていた。しかし、李根鎬(イ・グンホ)、辛炯鏜(シン・ヒョンミン)、具滋哲(ク・ジャチョル)の脱落者を発表する時は、無念の気持ちを隠せなかった。許監督の口から「李根鎬」という名が発せられた時は、記者団にも動揺が走った。彼の脱落を予想した記者はほとんどいなかった。

—エントリー23人の選定過程は?

「メディカル、フィジカル担当とコーチングスタッフの意見を総合的にまとめて決定した。練習の結果も重要だった。今日、話し合いを経て最終決定をした」

—3人の脱落理由は?

「李根鎬には何度も機会を与えたが、スランプが長すぎた。辛炯鏜は昨日のベラルーシとの試合内容が良くなかった。具滋哲はポジションの重複のため仕方なかった」

—選定過程で一番悩んだ部分は?

「FWだ。李東国(イ・ドングク)の調子が万全ではないので、その部分への悩みが深かった。攻撃の方ではまだ確実なオプションがない状況なので、誰を脱落させるか決めるのが難しかった」

—李昇烈(イ・スンリョル)を選んだ背景は?

「李根鎬と比較した。これから組別リーグの3試合を行うのに3週間ぐらいがかかる。結局、今調子の良い選手が誰か、競技力の良い選手は誰かを考えた」

—李東国の体の調子はどうか。

「初戦(ギリシャ戦)は厳しいかも知れないが、二番目の試合からは出場が可能だ。一週間ぐらい後にはチーム練習への復帰も100%可能になる。ギリシャ戦でも後半に交替出場ぐらいは可能だが、無理はさせないつもりだ」

—金甫鍫(キム・ボギョン)の抜擢は意外だが。

「意外だと思われるかも知れないが、実際、年齢はともかく試合で十分役割を全うした。最近の韓日戦でもそうだったし、出場すると、決定力を見せてくれることができる選手だ」

—李根鎬はW杯予選では良い活躍を見せてくれたが。

「とても残念に思う。現在、フィジカルの側面では悪い選手がほとんどいない。ほとんどの選手がよく適応しているし、良くなっている。ただ李根鎬はスランプが長すぎた」

—エントリーの確定までどのようなプロセスがあったのか。

「これまでずっと見極めながら検討を重ねてきた。本大会3試合に全ての力を集中しなければならない状況で、どのような選手が試合で出場できてチームに力になれるかを考えた。脱落した選手には個別に知らせる予定だ」

—W杯を控えた覚悟を述べるとしたら。

「全ての責任は私が負う。最善を尽くして良心に後ろめたいことがなかったら、満足するだろう。必ずやってみせるという覚悟で南アフリカへ向かう」



niceshin@donga.com