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与党、予想外の苦戦…ソウル、仁川、江原、慶尚南道で接戦

与党、予想外の苦戦…ソウル、仁川、江原、慶尚南道で接戦

Posted June. 03, 2010 08:14,   

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2日に行われた第5回統一地方選挙では、当初の予想とは異なり、与野党は最大の勝負どころの首都圏を始め、全国の至るところで未曾有の僅差の接戦が繰り広げられた。

同日午後11時現在、16の広域自治体首長のうち、ソウルや仁川(インチョン)、江原(カンウォン)、忠鋻南道(チュンチョンナムド)や忠鋻北道(チュンチョンブクド)、慶尙南道(キョンサンナムド)や濟州(チェジュ)では、開票が全て終わるまでは、最終結果を予測できない状況が続いている。この時間の現在、与党ハンナラ党は釜山(ブサン)や大邱(テグ)、蔚山(ウルサン)、京畿(キョンギ)、慶尙北道(キョンサンブクド)の5ヵ所で、民主党は光州(クァンジュ)や全羅南道(チョンラナムド)、全羅北道(チョンラブクド)の3ヵ所で、自由先進党は大田(テジョン)で勝利を確定した。

さまざまな世論調査では、現役市長であるハンナラ党の吳世勳(オ・セフン)候補の余裕の勝利を予想したソウル市長選挙は、開票率5.3%の午後11時現在、民主党の韓明淑(ハン・ミョンスク)候補が、得票率48.4%と、45.9%を獲得した呉候補を2.5ポイント、リードしている。

仁川(インチョン)では、開票率5.1%の同時間現在、現役市長であるハンナラ党の安喪獸(アン・サンス)候補が、民主党の宋永吉(ソン・ヨンギル)候補を0.4ポイント、リードし、激しい接戦を繰り広げている。

ハンナラ党の伝統的な「票畑」だった、慶尙南道と江原でも苦戦を強いられた。慶尙南道知事選挙では、開票率14.6%の現状では、無所属の金斗官(キム・ドゥグァン)候補が、ハンナラ党の李達坤(イ・ダルゴン)候補を3.4ポイント、リードしている。開票率25.2%の江原知事選挙では、民主党の李光宰(イ・グァンジェ)候補が、ハンナラ党の李季振(イ・ゲジン)候補を2.8ポイント、リードした。

開票率17.2%の忠鋻北道では、現役知事のハンナラ党の鄭宇澤(チョン・ウテク)候補が、民主党の李始鍾(イ・シジョン)候補を、7.2ポイント、リードしたが、結果は予測しづらかった。

一方、民主党は首都圏では善戦しており、自由先進党(先進党)の基盤である忠鋻南道でも、安熙正(アン・ヒジョン)候補が、先進党の朴商敦(バク・サンドン)候補を4.1ポイント差でリードし、トップを走っている。濟州知事選挙では、ハンナラ党を離党した無所属のヒョン・ミョングァン候補が、無所属の禹瑾敏(ウ・グンミン)候補を、僅差でリードしている。

これに先立ち、同日午後、投票終了後に発表されたKBSやMBC、SBCの放送3社よる共同出口調査の結果でも、ソウルや忠鋻南道、忠鋻北道、慶尙北道、濟州の5ヵ所が僅差の競合地域であることが分かった。ソウルでは、呉候補が韓候補を0.2ポイント、リードしているという結果が出ており、仁川は、民主党の宋候補が6.6ポイント、忠鋻南道は民主党の安候補が2.6ポイント、江原は民主党の李候補が6.8ポイント、慶尙南道は無所属の金候補が3.0ポイントを、リードしていると予測された。

06年の5.31統一地方選挙では、首都圏3ヵ所を始め、12ヵ所の広域団体長選挙で圧勝したハンナラ党は、今回の選挙でも首都圏3ヵ所を始め、全国的に勝利を期待したが、実際に投票箱が開封されると、苦戦を強いられていることが分かった。ハンナラ党は、4年前に圧勝した首都圏など基礎自治体首長も、相当数を民主党の明け渡すことが予想される。

一方、基礎自治体首長8人と広域議会議員44人、基礎議会議員16人、基礎比例98人、教育委員1人は、単独立候補やほかの候補の登録無効などにより、無投票当選という幸運を手にした。



kimkihy@donga.com