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「後半の半ば、サイドからチャンスを作れ」 専門家が語るアルゼンチン攻略法

「後半の半ば、サイドからチャンスを作れ」 専門家が語るアルゼンチン攻略法

Posted June. 16, 2010 08:21,   

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アルゼンチン戦(17日午後8時30分)を控えて世界最高の攻撃手メッシをどうやって阻止するかが最大の関心事に浮上した。もちろん、メッシだけを阻止できるとしても勝利を確信できるわけではない。優勝候補アルゼンチンを相手に勝ち点1点(引き分け勝負)を得るだけでも大変な成果だ。ひいては勝ち点3点を確保できたら、ベスト16入りが現実味を帯びてくる。

アルゼンチンは強い相手だが、勝てないチームではない。南米地域の予選で8勝をあげたものの、6敗を喫しており、23ゴールを決めたものの、20ゴールを奪われた。アルゼンチン戦必勝の戦略は何だろうか。

●後半29分以降を狙え

序盤は気をつけなければならない。アルゼンチンの爆発的な攻撃力は前半・後半の序盤に輝きを発した。南米予選23ゴールのうち9ゴール(前半0〜15分に3ゴール、後半0〜15分に6ゴール)を序盤に集中させた。12日、ナイジェリアとのグループリーグ初試合の時も前半6分に決勝ゴールが決められた。

KBSのハン・ジュンヒ解説委員は、「韓国は試合序盤、守備中心に慎重な試合運営をしなければならない。特に、相手の速い攻撃テンポに戸惑わずに、落ち着いて我々の流れを維持するのが肝心だ」と話す。

後半20分まで相手の攻勢を防御できたら、勝算がある。許丁茂(ホ・ジョンム、55)韓国代表監督は、「後半の半ばまで粘れば、いらいらするのはアルゼンチンだ」と強調した。予選ではアルゼンチンが後半半ばまで試合が思い通りに展開できなかったため、集中力が著しく落ちた。体力的にも厳しい様子だった。

ボリビアとのアウェーで1−6の惨敗を喫したことから分かるように、高地帯にも弱かった。アルゼンチン戦の場所は標高1753メートルの高地帯のヨハネスブルクだ。

DF趙容亨(チョ・ヨンヒョン=済州)は、「後半の半ば以後、いきなり攻撃的な戦術に変更して圧迫したら、アルゼンチンから痛恨の1ゴールを奪うことができる」と話した。

●サイドを集中的に攻略せよ

アルゼンチンの中央守備は鉄壁だ。中央DFマルティン・デミチェリス(バイエル・ミュンヘン)とワルテル・サムエル(インテル)はベテランの守備陣で力まで備えているし、ワールドクラスの守備的MFハビエル・マスチェラーノ(リバプール)は豊富な活動量で守備をカバーする。

しかし、サイドとなると話は違う。左ウィングのガブリエル・エインセ(マルセイユ)は、経験は豊かだが瞬発力が足りない。オーバーラッピング後の守備への転換速度も遅い。速くて瞬発力の良い右ウィングの李青龍(イ・チョンリョン=ボルトン)の攻撃力さえ活かせたら、意外と簡単にチャンスを作れる可能性も高い。

右ウィングのホナス・グティエレス(ニューカッスル・ユナイテッド)はドリブルとパスに優れている。しかし、守備時に頻繁に相手の攻撃手を逃して楽なクロスのチャンスを許す。予選のブラジル、ペルー戦でもグティエレスの右側守備が何回も穴の役割をした。

ナイジェリア戦には出場しなかったが、ニコラス・オタメンディ(ペレス・サルスフィエルド)が右側DFに起用される可能性もある。しかし、オタメンディは経験不足が問題だ。

SBSの車範根(チャ・ボムグン)解説委員は、「中央の守備は厚くし、サイドからは李青龍、朴智星(パク・チソン=マンチェスターユナイテッド)、廉基勳(ヨム・ギフン=水原)ら攻撃陣が相手を揺さぶれば、異変をもたらすこともできる」と話した。



noel@donga.com