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「7月にも夢を見たい。キャプテン、今晩をよろしく」

「7月にも夢を見たい。キャプテン、今晩をよろしく」

Posted June. 26, 2010 08:22,   

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朴智星(パク・ジソン、29=マンチェスター・ユナイテッド)の「肯定ウイルス」がまたも期待を集めている。

韓国は26日午後11時、南アフリカ共和国のポートエリザベス・ネルソンマンデラスタジアムで南米の強豪ウルグアイと16強戦に臨む。史上初のワールドカップ(W杯)決勝トーナメント進出といった1次目標を達成した太極戦士らは、8強という新しい目標に向かって進軍している。選手らはもっぱら「8強はもちろん、ベスト4入りの神話再現も可能だ」として気合を入れている。

自信の源泉は「キャプテン」の朴智星だ。韓国人初のイングランド・プレミアリーガーである朴智星は、太極戦士らの求心点である。朴智星は、勝った時も負けた時もいつも堂々と「まだ終わっていない」とし、次の試合に備える姿勢を見せてきており、いつも良い結果をもたらした。世界最高のリーグで生き残った朴智星の一言一言は仲間らの心を動かした。朴智星は08年10月、主将を受け持って以来、自ら率先する「名品リーダーシップ」で選手らをリードしている。

代表チームでは一時、朴智星のものまねが流行った。朴智星がインタビューの時、「〜ために」という言葉をよく口にすると、選手らもこの口癖を真似た。サッカーにのみ専念する徹底した自己管理も伝播された。それほど選手らは朴智星を信頼する。奇成庸(キ・ソンヨン=セルティック)、李青龍(イ・チョンヨン=ボルトン)、朴主永(パク・ジュヨン=ASモナコ)ら後輩らは、「朴智星は本当に頼もしい」と口を揃える。

アルゼンチンとグループリーグ第2戦で1対4で負けた後、代表チームが再び落ち着きを取り戻せた原動力も朴智星だった。朴智星は、「まだ試合は残っている。我々には十分できる」と後輩らを励ました。大敗の衝撃から脱した韓国はナイジェリアと2対2と引き分けて決勝トーナメントに勝ち進んだ。

朴智星は、「今の結果(16強)に満足していない」と話した。02年韓日W杯の時、フース・ヒディンク監督が「私はまだまだお腹がすいている」と言ったように、ベスト8入り以上の成績をあげたいという強い意志の現れだ。彼は、「我々は他のチームよりたくさん走る。3試合が終わったが、まだまだ走れる。我々にはできる」と付け加えた。

ウルグアイは韓国が1990年イタリア大会のグループリーグ第1戦で初めて顔を合わせて0対1で負けて以来、4戦4敗をもたらした強豪である。決して侮れない相手だ。しかし、朴智星を中心に一丸になった太極戦士らがすばらしい勝負を演じることを信じて疑わない。



yjongk@donga.com