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ゲーツ国防長官「韓米合同演習、北朝鮮へ強硬なシグナル」

ゲーツ国防長官「韓米合同演習、北朝鮮へ強硬なシグナル」

Posted July. 21, 2010 08:03,   

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ロバート・ゲーツ国防長官は、訪韓最初の日程に、京畿道東豆川市(キョンギド・トンドゥチョンシ)に駐留している米軍第2師団の主力部隊、キャンプ・ケイシーを選んだ。

アフガン戦争やイラク戦争に比べて注目されないが、休戦状態にある韓国の最前方で服務する在韓米軍を激励するためだ。海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」事件で触発した北朝鮮の韓半島安保脅威に対抗する堅固な抑制力の象徴であるキャンプ・ケイシーを訪れることで、北朝鮮に強力なメッセージを伝えるという意味も含まれている。キャンプ・ケイシーは、非武装地帯からわずか20キロ南方に位置している。

宿泊先のソウルハイアットホテルを出発し、龍山(ヨンサン)基地に到着したゲーツ長官は、午前9時40分頃、待機していたUH60ブラックホークに乗った。垂直に離着陸が可能なターボ双発エンジンを装着したブラックホークは、最大巡航速度・時速257キロメートルを誇り、左右には誘導ミサイルを装着できる。操縦席にはパイロット2人と射撃手1人が搭乗でき、キャビンには11人の完全武装兵力が搭乗可能だ。取材陣は、ゲーツ長官の前に、空軍輸送機のCH47チヌークでキャンプ・ケイシーに向かった。

龍山基地を離陸したチヌーク機は、東豆川方向の北方に向かわず、漢南(ハンナム)大橋と盤浦(バンポ)大橋の上空を飛び、良才川(ヤンジェチョン)の方角に向かった。良才川に沿って東に進んだチヌーク機は、蚕室(チャムシル)運動場付近をすぎて北上を始め、統一路の上空を飛んで北漢山(プクハンサン)を越え、キャンプ・ケイシーに向かった。金浦(キンポ)空港や仁川(インチョン)空港、城南(ソンナム)空港へ向かう航空機の航路を妨害しないためだとパイロットは説明した。窓の外に逍遥山(ソヨサン)が見え、第2師団の象徴である「インディアンヘッド」のマークが現れ、キャンプ・ケイシーが姿を現した。将兵が、着陸場の周辺に設置された行事会場の両側に並んで、ゲーツ長官一行の到着を待っていた。

ゲーツ長官は、韓米の外交—国防長官会議(2+2会議)について説明し、「オバマ大統領と李明博(イ・ミョンバク)大統領が合意して初めて開かれる非常に特別な会議だ。韓米同盟の広範囲な争点を扱い、今後同盟をどのように発展させるかについて話し合われるだろう」と述べた。

15年12月に延期になった戦時作戦統制権返還問題も、今回の会談の主要議題として扱うと言及した。ゲーツ長官は、「韓国は、連合軍を指揮する十分な力を持っており、プロ精神による軍事的な準備態勢も整っている」と前提し、「戦作権の返還延期で与えられた時間は、より良い軍事同盟システムの発展に貢献するだろう」と強調した。

また、ゲーツ長官は、「韓国の金泰栄(キム・テヨン)国防部長官とは、今後数ヵ月間行われる韓米合同軍事演習の計画について緊密な意見交換をする。韓国の東海(トンへ)と西海(ソヘ・黄海)で同時に行われる今回の演習は、対北朝鮮抑止に向けた強力なシグナルになるだろう」と話した。



triplets@donga.com