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師範大学4校のうち1校は構造調整対象 教育部が評価発表

師範大学4校のうち1校は構造調整対象 教育部が評価発表

Posted August. 28, 2010 09:14,   

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一般大学で運営している教職課程が、軒並み「不良」判定を受けた。師範大学4校に1校の割合(24.4%)で、入学枠削減などの構造調整が必要な等級がつけられた。

教育科学技術部(教科部)は韓国教育開発院に依頼して行った、「10年、教員養成機関を巡る評価」の結果を27日発表した。今回の評価対象は全国45の師範大学や49の一般大学、40の教育大学院だった。評価基準は、△専任教員の確保率、△教員任用率、△研究実績など43項目だった。

評価結果は、A〜D等級に分けられた。A等級の学校は、入学枠調整の自主権が与えられ、教師養成の特別課程や校長養成課程などを設けることができる。一方、C、D等級の大学は、1年後によりよい等級をもらわなければ、それぞれ学部入学枠の20%と50%を削減しなければならない。B等級が現状維持だ。

評価の結果によると、師範大学は11つの大学がC等級で、構造調整の対象となった。A等級の学校は、高麗(コリョ)大学など8校だった。26校がB等級で、D等級はなかった。

一般大学の教職課程の評価では、A、Bの等級は1校もなかった。D等級は31校と最も多く、C等級は18校だった。教育大学院の評価でも、D等級は24校、C等級は14校で、A等級は1校、B等級はわずか2校だった。再教育機能だけを有している教育大学院4校も、軒並みD等級だった。

再評価対象の大学は、来年7月ごろまで報告書を提出し、再評価を受けなければならない。再評価の結果は来年9月に出る。

一部の大学は、今回の評価について信頼できないと反発している。ソウルのある大学の関係者は、「評価委員らの専門性が落ち、結果は受け入れられない」と話した。ほかの大学の関係者も「正式に結果の通知を受ければ、その内容を分析して対策をまとめるつもりだ」と伝えた。

教科部は、今回の評価結果をもとに、師範大学に対する構造調整に取り組む考えを示している。教科部の関係者は、「必要な教員に比べ、教員資格証の持ち主が多すぎて、非効率が深刻だ」とし、「人口減少により、学生数が減っただけに、予備教員の数を調整する必要がある」と話した。



kini@donga.com