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自動車業界、24年ぶりのスト無し…下請けには3億ウォンの利益

自動車業界、24年ぶりのスト無し…下請けには3億ウォンの利益

Posted September. 02, 2010 07:42,   

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24年ぶりに、自動車業界で「スト無しの夏」が訪れる、毎年不規則な生産のため、苦しんできた関連中小企業各社が、大きな恩恵を受けていることが分かった。

中小下請け会社各社は、元請け会社のストで工場が休んだ時も、きちんと支払わされた固定費を、今年は節約でき、工場の稼動中止によるストレスや従業員らが感じる「心理的剥奪感」も大幅に緩和された。

1日、東亜(トンア)日報が会った中小下請け会社の社長らは、「自動車メーカーの労組がストに突入すれば、我々も工場の稼動中止を余儀なくされるが、それでも固定費をきちんと支払わされた」とし、「毎年7、8月になると、ストで固定費だけでも2億〜3億ウォンも損失を被ったが、今年はなく、経営上の困難が一段と減っている」と口をそろえた。

韓国銀行がまとめた「企業経営分析」資料を入手し、確認した結果、昨年基準の自動車産業郡内の中小企業各社が、1ヵ月間操業をしなくても、支払わされる固定費は約1兆1596億ウォンに上った。固定費には、減価償却費や保険料、テナント料、利息コスト、労務の半分が含まれる。自動車メーカーが1ヵ月間ストを行えば、中小の下請け会社はその分だけ、固定費を無駄遣いすることになる。

工場が止まれば、そのこと自体からストレスを受けることも問題だった。現代(ヒョンデ)自動車やGM大宇(テウ)自動車に、メッキ部品を納入している孫受け会社「(株)SKC」のシン・ジョンギ代表は、「スト期間が長引くほど、『死に物狂い』で給料を削減し、紙1枚使うことにも文句をつけていたため、従業員のやる気をそがれるのは当然だ」とし、「我々には、ストを行わないことが、納入単価の引き上げより、さらにありがたいことだ」と話した。



nuk@donga.com tesomiom@donga.com