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三星VSアップル、今度はタブレットパソコンを巡る戦い

三星VSアップル、今度はタブレットパソコンを巡る戦い

Posted September. 04, 2010 08:58,   

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「アップルのアイパッドに比べれば、強みと弱みはそれぞれなんですか」

2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンの万国博覧会場。欧州最大規模の家電展示会「IFA2010」の開幕を明日に控えて開かれた三星(サムスン)電子のグローバル・プレス・カンファレンスで、タブレットパソコン(キーボード無しに、タッチスクリーンで操作する個人向けコンピューター)、「ギャラクシータブ」が紹介されると、一人の記者が質問した。申宗均(シン・ジョンギュン)モバイル事業部社長は、「アップルのアイパッドが『リビング向けの機器』なら、ギャラクシータブは片手で握ることのできる『携帯向け機器』なので、使う場所が異なる』と話した。

世界で約400万台が販売されたアップルのタブレットパソコンであるアイパッドの「対抗馬」になるものと、注目を集めてきたギャラクシータブが、初めて公開された。同日、国内外の記者らと会った申社長は、「携帯向け」を最も強調した。7インチなのに重さが380グラムに過ぎず、簡単に持ち運ぶことができるので、いつでも、どこでも使うことができるという。

申社長は、「全く新しい市場なので、具体的な販売目標を口にするのは慎むべきだが、今年年末まで1は00万台以上が販売されるだろう」と語った。ギャラクシータブはパソコンとスマートフォンのうち、どちらにより近いのかという質問には、「あえて言えば、スマートフォンだ。しかし、スマートフォンではできなかったことが、タブレットパソコンではできるため、両市場は一緒に成長することになるだろう。いまは、ユーシム(USIM=加入者認証モジュール)カードを2つ以上持ち歩く時代だ」と答えた。

国内消費者らは10月初頭にSKテレコムを通じてギャラクシータブを購入できる。価格は90万ウォン台のギャラクシーSより高いが、通信会社の補助金政策により、実際価格は変わることもありうる。特に、従来のスマートフォンの料金制で、ギャラクシータブを共有する案も検討している。申社長は、「スマートフォンとギャラクシータブを束ねて、料金制を安くする案を、通信会社と協議している」と語った。

これに関連してSKテレコムの関係者は、「タブレットパソコンは携帯電話よりデータ使用量がより増える予想されるため補助金は難しいのでは、という話も内部から出ている」とし、「通信を通さなくてもよいワイファイ(Wi−Fi)ギャラクシータブも出るものと見られ、どのような料金制をまとめるべきか悩んでいる」と話した。

一方、申社長は、スマートフォンの販売見通しについて、「今年は2500万台まで販売できるものと見込んでいる。世界のスマートフォン市場シェアの10%を目標にしている」と自信を示した。



kimhs@donga.com